8月1日(土)
「感応連鎖」朝倉かすみ(講談社 2010年)を読了。
母親に「セシルちゃん」と呼ばれる重量級の女子中学生・節子の話から、
彼女の担任の先生の奥さん、
同級生の絵里香、
同級生の由季子、と螺旋状に展開して、
最後、「そこに着地するか!」という驚きと喜び。
ものすごく緻密なモザイク画のような完成度です。
中でも、筒井康隆「家族八景」のリアル版みたいな人物(たぶん彼女が主人公)が出てきて、
その怒りと悲哀が印象的です。
ひとつひとつは丁寧に描かれていて説得力があり、
さらに遠くから全体像を見渡すと大きな仕掛けがある作品。
大満足でした。
「感応連鎖」朝倉かすみ(講談社 2010年)を読了。
母親に「セシルちゃん」と呼ばれる重量級の女子中学生・節子の話から、
彼女の担任の先生の奥さん、
同級生の絵里香、
同級生の由季子、と螺旋状に展開して、
最後、「そこに着地するか!」という驚きと喜び。
ものすごく緻密なモザイク画のような完成度です。
中でも、筒井康隆「家族八景」のリアル版みたいな人物(たぶん彼女が主人公)が出てきて、
その怒りと悲哀が印象的です。
ひとつひとつは丁寧に描かれていて説得力があり、
さらに遠くから全体像を見渡すと大きな仕掛けがある作品。
大満足でした。