5月18日(水)
『認知症の人がスッと落ち着く言葉かけ』(右馬埜節子/講談社)を読む。
新しい記憶からどんどん失ってしまう認知症患者への対応方法を教えてくれる本。
基本は、患者の世界にあわせて言葉をかけること、患者を説得しようとしないことだそうだ。
例えば、自宅にいるのに「家に帰る」と言う人に、風が強い日だったら「外は嵐なので、今日は泊まってください。明日送っていきます」とか。
死んだ飼い猫が「いない」と騒ぐ人に「猫は入院中です」とか。
他にも、お風呂を嫌がる人を入浴させたり、モノが盗まれたと訴える人を落ち着かせたりする効果的な言葉がたくさん紹介されている。
他人事として読めばちょっと笑ってしまうけど、いつか役に立つ日が来ると思うので覚えておきたい。
一方で、こういうやり方は患者をだましているんじゃないか、道義的にどうか、という見方もあるだろうが、筆者もそれに対する意見を述べていて、概ね賛成だ。
そして何より、介護の仕事に携わる人や、認知症患者の家族を抱えている人にとって本当に“助かる本”であることは間違いないと思った。
そこにこそ、この本の価値はある。
『認知症の人がスッと落ち着く言葉かけ』(右馬埜節子/講談社)を読む。
新しい記憶からどんどん失ってしまう認知症患者への対応方法を教えてくれる本。
基本は、患者の世界にあわせて言葉をかけること、患者を説得しようとしないことだそうだ。
例えば、自宅にいるのに「家に帰る」と言う人に、風が強い日だったら「外は嵐なので、今日は泊まってください。明日送っていきます」とか。
死んだ飼い猫が「いない」と騒ぐ人に「猫は入院中です」とか。
他にも、お風呂を嫌がる人を入浴させたり、モノが盗まれたと訴える人を落ち着かせたりする効果的な言葉がたくさん紹介されている。
他人事として読めばちょっと笑ってしまうけど、いつか役に立つ日が来ると思うので覚えておきたい。
一方で、こういうやり方は患者をだましているんじゃないか、道義的にどうか、という見方もあるだろうが、筆者もそれに対する意見を述べていて、概ね賛成だ。
そして何より、介護の仕事に携わる人や、認知症患者の家族を抱えている人にとって本当に“助かる本”であることは間違いないと思った。
そこにこそ、この本の価値はある。