東京音楽学院 スタッフブログ

東京音楽学院のスタッフによるブログです。
日々のレッスンの合間の出来事や発表会の情報など書いていきます。

いろいろちがう【モザイク校】

2020-07-22 | モザイク校
こんにちは!
モザイク校受付のなっちゃんです!
 
雨が続いたかと思ったら急に蒸し暑くなってきましたね
今年はマスクをしているから余計に…。皆さんも体調には充分ご留意ください
 
さて。先日の星川校Jさんの記事で、クラシックの楽譜は出版社ごとに内容が違う!という話題が出ていました
コチラの記事↓

何を信じればいいのか【横浜星川駅前校】 - 東京音楽学院 スタッフブログ

私、先日驚愕の事実を知ってしまいました。ある講師から聞いたお話。クラシックの楽譜、時代や出版社によって同じ曲でもぜんぜん違うと。ふーん、えっ...

何を信じればいいのか【横浜星川駅前校】 - 東京音楽学院 スタッフブログ

 

 

確かに同じ曲なのに不思議な話ですよね~
 
と、いうことで今回は、
楽譜の違いについてちょこっとお話させていただきたいと思います
 
 
クラシックの楽譜には大きく分けて2種類あります
 
原典版校訂版 です!
 
 
【原典版とは…
 
作曲者が書いた譜面に忠実に、なるべくそのまま書いたもの。
一番作曲者の意図が顕れているものと言えますね
 
有名なところだとヘンレ版やベーレンライター版です
 
 
 
 
対して…
【校訂版とは…
 
作曲者が書いた譜面に、
演奏者が実際に演奏をしやすいように、強弱記号やフレーズ記号、指番号などを書き入れたもの
 
例えば有名な作曲家、バッハの時代なんかだと…
まだピアノは存在しておらず、演奏にはチェンバロを使っていたので、音の強弱はつけられませんでした。
なので、その時代の譜面には、f(フォルテ)やp(ピアノ)、スラー等の記号は書き入れられていないんです
 
 
実際に校訂を行った人によって解釈が違ったりするので、色んなバージョンの楽譜が存在するという訳です
 
有名なところだと全音版ですね
 
 
ちなみに↓の譜面は同じ曲の同じ箇所ですが、
スラーの入れ方が違っていたり…
 
 
そもそも譜面の書き方が違うもの…
 
 
 
バイエルやブルグミュラー等のメジャーな教本にしても、年々新しい版が出版されています
こども向けに譜面が大きく書かれたものや、絵柄が入っているもの…などなど!
 
先日生徒さんに見せていただいたブルグミュラーは、
私が昔使ってたものとは曲名さえ違ったりして、たまげました(笑)
生徒の皆さんが持っていらっしゃる楽譜を見て、日々勉強させていただいています(笑) 
 
 
今回は楽譜の違いについてざっくりと書かせて頂きましたが、
勿論、これ以外にも一概には言えない種類のものもあります。
演奏してみたい曲の楽譜、どれを買えばいいか迷ったりしたら、是非レッスンのときに先生にご相談してみてくださいね
 
音楽の世界はまだまだ奥深い~

 

 

 

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