あ可よろし

「あきらかによきこと」は自分で見つける・おもしろがる
好奇心全開日記(不定期)

日本人であること

2022-04-20 | 本(文庫本)
百田尚樹さんの『日本国紀』を読みました。
正直に言うと、百田さんの作品はちょっと苦手ではあります。「得意分野ではない」と、避けてきたことは認めます。それでも本書を手にしたのは、小説ではないし、日本の歴史には興味がある方だし、『日本国紀』がかなり話題になっていたこともあったからでした。
そして読み終わって……。ヤバいくらいよかった。上下巻たっぷりあるけれど時間かけて読むことができてよかった。日本人に生まれてよかった!
日本史って、こんなにも面白く興味深いものだったんですね。中・高の教科書だけでは絶対に知ることができない奥深さを知ることができます。
もうね、中学生にも高校生にも読んでもらいたい。日本史の授業で教科書の隣にこの本を置いておいてもいいかも。とくに近代史。文科省が認めたことだけが正解じゃないんだよ。

話変わって。
私の祖母は、尋常小学校や国民学校で教師をしていました。戦後、教師を辞めたのですが、なぜ辞めたのかその理由を尋ねたことがありません。私がコドモすぎて疑問に思うことなく聞かないまま、祖母が亡くなって35年くらいになります。
しかし本書を読んで、何となくですけど理由がわかった気がしました。祖母はGHQの方針に従うのが嫌だったんだろうと思います。明治生まれの女性で職業を持とうと志した祖母の性格から想像するに、きっとそうです。

そういうことも気づかせてくれたし、日本人として知っておくべきことがわかったし、日本人であることに誇りをもてる、日本人の素晴らしさを信じられるものでした。
本書は私の本棚にずっと置かれ続ける(多分)ものになりました。
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