諸田玲子さんの『王朝小遊記』を読みました。諸田さんはじめまして。
「これまでに読んだことのない女性作家の作品を読もうキャンペーン」の一つで本作を手にしたわけですが、タイトルと平安時代を舞台にしたものであることから、かなり期待感を高めて読み始めたのでした。
万寿二年(1025年)の平安時代の爛熟期。場所は人喰い鬼の出没する京の都。出世競争と贅沢を極めた生活を送る宮廷とは真逆に、明日の生活もままならない物売り女、博学のちょっと偏屈な老人、主を失った貴族の元女房、貴族の不良少年、大宰府帰りの元勇将が、縁あってときの実力者の邸宅に集まった。人喰い鬼よりも恐ろしい「人」に対峙するため「ONE TEAM」となって挑むが……。
とあらすじを書くと、かなり面白そうな展開を想像するでしょう。でもまったく残念なことに、それほどでもなかったんですね。何がいけなかったんだろう?
まずはタイトルの『王朝小遊記』。全然しっくりこない。王朝感も小遊記感も感じなかった。
冒険小説? 推理もの? 成長潭? そのどれでもなかったような。
登場人物も、バラエティに富んでいるからキャラ設定がもっときちっとしていればもっと面白く展開できたんじゃない?
ってか、そもそもこれ、平安時代にする必要あった?
コテンパンな書きようですけど、正直な感想がこれでした。
でもね、基のストーリーは嫌いじゃない。いろんな背景を持った人物が一つの目的を果たすためにチームを結成する。そういう話は好きだし、方向性は間違っていないと思うのですよ。
「せっかくの時代物だったのになぁ~」
と、トホホな気分でいたら、あの方の時代ものが! 今年最後の読書はそれでシメます!
「これまでに読んだことのない女性作家の作品を読もうキャンペーン」の一つで本作を手にしたわけですが、タイトルと平安時代を舞台にしたものであることから、かなり期待感を高めて読み始めたのでした。
万寿二年(1025年)の平安時代の爛熟期。場所は人喰い鬼の出没する京の都。出世競争と贅沢を極めた生活を送る宮廷とは真逆に、明日の生活もままならない物売り女、博学のちょっと偏屈な老人、主を失った貴族の元女房、貴族の不良少年、大宰府帰りの元勇将が、縁あってときの実力者の邸宅に集まった。人喰い鬼よりも恐ろしい「人」に対峙するため「ONE TEAM」となって挑むが……。
とあらすじを書くと、かなり面白そうな展開を想像するでしょう。でもまったく残念なことに、それほどでもなかったんですね。何がいけなかったんだろう?
まずはタイトルの『王朝小遊記』。全然しっくりこない。王朝感も小遊記感も感じなかった。
冒険小説? 推理もの? 成長潭? そのどれでもなかったような。
登場人物も、バラエティに富んでいるからキャラ設定がもっときちっとしていればもっと面白く展開できたんじゃない?
ってか、そもそもこれ、平安時代にする必要あった?
コテンパンな書きようですけど、正直な感想がこれでした。
でもね、基のストーリーは嫌いじゃない。いろんな背景を持った人物が一つの目的を果たすためにチームを結成する。そういう話は好きだし、方向性は間違っていないと思うのですよ。
「せっかくの時代物だったのになぁ~」
と、トホホな気分でいたら、あの方の時代ものが! 今年最後の読書はそれでシメます!