無邪気なミドルシニア

金曜日の夜に「台風？」って思うほどの暴風が吹き荒れていました。その暴風で残っていたイチョウもモミジもほぼ全部吹き飛ばされてしまいました。それを考えると、今年の紅葉がりは出遅れてしまったけれど、その後の雨の日とか暴風の夜とかがあったので、本当にギリギリ間に合ったのだと痛感しています。今年の「心残り」がなくてよかった。スッキリと2022年が迎えられるってもんです。
そして日曜日の朝。今季初の氷点下の寒い朝を迎えました。「寒くて布団から出られな～い」となっても、日曜日だから問題なし。でも年末に向けてやっておきたいこともたくさんあるので、いつまでもグズグズしているわけにもいかず強制的に起きましたが。

これだけ寒い朝でしたから、絶対に、間違いなく「アレ」ができているはずです。それを見つけるために暖かい布団から出られた、と言っても過言ではありません。
その「アレ」とは、霜柱。
土のあるところでないと霜柱を見ることはできません。こちらで暮らしていると滅多にお目にかかることもないのですが、家の建て替えを始めたばかりのところなどがあると、そこが霜柱チャンス！　こちらで自然のパワーを感じられる数少ない現象に出会えるのです。
我が家の近辺はただいま建設ラッシュなのですが、残念ながら既に霜柱ができるような状態の土ではなくなっています。ですから、少し足を延ばして探さねばならないのでした。

それでようやく出会えたのが、吉祥寺寄りの住宅街。いい感じの土の状態で一面に霜柱が！　しかもかなり立派な霜柱でした。それだけ寒い朝だったってことです。
霜柱を見つけてテンションが上がってしまいましたが、そこは人様の土地ですから無断で立ち入るわけにいきません。なので、歩道からいちばん近くにできていた霜柱を爪先でクシャッと。
霜柱を踏んだときの感触、凄く好き。たまらなく好き。
しばし夢中になって踏んでいましたが、すぐにそんな自分を俯瞰で見て反省することに。

「無邪気すぎるなあ、ミドルシニアのくせに！」

大丈夫でしょうか、私……。