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地域によってお雑煮の種類はさまざまで、地方出身者の多い東京で何人か集まると、お雑煮の話だけで盛り上がれたりします。でも「雑煮話」を私にふられると、実はかなり困っていました。
私の出身地は島根県松江市。島根県は東西に細長い形をしており、大雑把に東西のほぼ中央でわけて、西が石見(いわみ)地方、東が出雲地方(松江市も出雲地方)となり、東西で文化も微妙に違ってきます。
出雲地方のお雑煮は「小豆雑煮」となります。しかしこの「小豆雑煮」の正しい姿を、地元の人の多くが誤解している、ということを、私は年末に知ってしまいました。
今、多くの出雲地方の家庭で食べられている「小豆雑煮」の実態は「小豆雑煮」という呼び名の「ぜんざい」です。年末にTVの情報番組で「小豆雑煮」を紹介していましたが、そこに出ていたものも「ぜんざい」でした。
しかし私の実家では、母親の「朝から甘いぜんざいなんて食べられない!」という意見が通っており、醤油を入れただし汁で、岩海苔をかけたお雑煮を食べていました。
可哀そうなのは妹一家です。妹の嫁ぎ先では小豆雑煮を食べる習慣があるのですが、妹もダンナも甥っ子たちも「いくらなんでも朝からそんな甘いものは…」というタイプ。なので毎年正月の朝から「拷問」です。年の初めからテンション下がりっぱなしです。2日にお年始で私の実家に来て泊まると「ここのお雑煮は美味しい~」と、毎年感涙にむせびつつ帰る一家。そりゃそうだ…。私だって朝からぜんざいはイヤだよ…。
出身地のポピュラーな雑煮と、実際に食べていたものが違うために、「雑煮話」をふられてもあまり盛り上がれないのはこのような理由からでした。
しかし年末に「小豆雑煮」として「ぜんざい」を紹介していた番組を見てから「本当に昔から出雲の人は、これを雑煮として食べていたのか?」という疑問を、今更ながら持ってしまったのです。TVで紹介されたことが「本当のこと」とされるのは、納得ができないというものです。
そして調べてみると、本当の「小豆雑煮」がどういうものかがわかりました。
《小豆雑煮は、塩味のすまし汁にやわらかく茹でた丸餅を入れ、砂糖を入れずに煮た小豆をのせたもの。お正月などの「ハレ」の日には、その昔は「ご馳走」だった砂糖を少量かけていただく》
本来の小豆雑煮からぜんざいになってしまった理由は不明でしたが、おそらく、どこかの時代で「誤解」とか「省略」とかがあったのでしょう。本当の小豆雑煮は甘くないのです!
そして新年。本当の「小豆雑煮」を作ってみました。
「うま~~~~~~~~~~~~~~~い!」
ノンシュガーよりも砂糖をほんの少しだけかけた方が、すまし汁と小豆の風味もひきたちます。正月早々ぜんざいを食べている人たちよ、この味を知るべきだ!
「はじめて食べた故郷のお雑煮」の味は予想以上。おかげで良い一年が過ごせるような気がしました。
ぜんざいは好きだけど、やっぱ朝っぱらからっていうのはキツイよね
何でもそうだけど、時を経るうちに少しずつ変わって行くものなんだよね~。
で、本来の姿は誰も知らないの…。
きっとそういうのっていっぱいあるだろうね。
うちのはシンプルだよ。
醤油仕立てで、具は餅・かまぼこ・ささみ・ほうれん草(三つ葉でも可)だけ!
でもここ数年食べてません
ちなみに↑の写真でちょこっと写ってるのが紀文?
ああ、甘かったよ!何もかもが甘かった~
エビまで甘かった…。
でも金団は旨かった
「月を読む」のタイトルに とみ様が ピンときたのにも 納得です
我が家の元旦は 干し柿と甘栗、甘納豆、あられorおせんべい、生菓子を お茶を飲みながら 食べます。
それから お雑煮をいただくます
鶏肉、大根、人参、さやえんどうが入ったお醤油仕立てです。
お餅は 四角です
こうして いろんなお雑煮に出会えるのも ブログの醍醐味ですね
幸か不幸か、私は「朝からぜんざい」を経験していませんが、
ぜんざいが「本来の小豆雑煮ではない」と知ったときは、この年齢になってビックリ
煮小豆が残っていたので、今日も「小豆雑煮」をいただきましたが、
実に「上品で奥ゆかしいお味」という感じなんです。
そうなの・そうなの、アレが例のアレなのよ。
口にした途端「甘っ!」って仰け反ってしまうほどでしたわ
例えて言うなら「砂糖タップリで作ったカステラに、黒蜜をドロ~ッとかけた」感じだったわ
ほっ惚れそう
女子高時代にもてたのが、わかるわ~~
いい笑顔
あっ!私、朝からでも"ぜんざい"いける口です。
いわゆる小豆が大好き派!
小豆雑煮って初めて聞きました。
日本全国いろいろありますね~
で、お写真がものすごくおいしそうで、ものすごく小豆が食べたくなり自分で乾燥小豆から煮て作ったことなんてないのに本日買ってきちゃいました。
さらにこんな時間グツグツと小豆を煮てる最中です。
あぁわたしよ、なぜに食べることになるとこんな熱心なのか・・・^^;
食欲も全開な2008になりそうなわたしです(アハハ~)
平和で穏やかな一年を始めるための儀式みたい。
全国各地にいろいろな新年の迎え方があり、いろいろなお雑煮があって、
狭い日本のはずだけど、まだまだ知らないことは多いのだと気づき、知りたくなります。
ふうちゃさんの言うとおり「ブログの醍醐味」って、そういうところにもあったりしますね
カメラマンが「石ちゃん(布袋様)と同じ顔して!
言われたらすぐにやっちゃうお調子者なところは、未だに改まりません。
布袋さんのメタボなお腹ではなく、笑顔だけは同じもので過ごしたいと思います。
甘み控えめの小豆って美味しいですよね~
食欲(食べること)が原動力になるのは私も同じですよ。
過去に、深夜におでんやちらし寿司を作り始めたことがありますから
食欲ではない方向にそのエネルギーを向ければ、素晴らしいことが成せると思うのですが…