三浦しをんさんの『ののはな通信』を読みました。
タイトル→可愛い。表紙カバーデザイン→可愛い。文庫本の厚さ→私好みの分厚さ(長編)で可愛い。という理由でチョイス。まぁ三浦しをんさんですから、よほどのことがない限り選ばない選択肢もないんですけど。
カトリック系の女子高校に通う野々原茜(のの)と牧田はな。学校で会って話をしているのに、さらに紙のやり取りをするほど仲のよい「友だち」だった二人は、やがて恋人関係になる。しかし許しがたい裏切りがあって次第に疎遠になっていく。高校を卒業して大学生となり、社会人となり、中年期を迎えた二人は、メールというツールを得て再び交換書簡を交わすが……。
タイトル通り、ののとはなの手紙やメモやメールのやりとりで最初から最後まで構成されている作品です。ベースには二人の恋愛感情があって、その関係が破綻しても大学生時代に再会して手紙のやり取りも再開、また中断されだけどアラフォーになってメールで再開、となります。
アラフォーになってからメールのやり取りをするけれど、二人は直接会ってはいません。あくまでもメールだけ。
私、長い文面の手紙とかメールを保存するのって「あり得ない」と思っているタイプです。自分の書いたつたない文章が残っていることの嫌悪感があるし、相手もそう思っているかもと想像すると申し訳ないし。
それがこの作品では、高校時代からのやり取りした手紙の束を全部どちらかが持っているんですよ。考えられない! そんなゾワゾワした気持ちでこの長編を読んだ、というわけです。
内容に関しても、共感できる部分は全然なくて、最後は重いテーマに進んでしまうし、どこに三浦しをんらしさを感じればよかったのか、謎のままに読了でした。果たしてこれは愛情なのか友情なのか、そのどちらも感じられませんでした。
タイトル→可愛い。表紙カバーデザイン→可愛い。文庫本の厚さ→私好みの分厚さ(長編)で可愛い。という理由でチョイス。まぁ三浦しをんさんですから、よほどのことがない限り選ばない選択肢もないんですけど。
カトリック系の女子高校に通う野々原茜(のの)と牧田はな。学校で会って話をしているのに、さらに紙のやり取りをするほど仲のよい「友だち」だった二人は、やがて恋人関係になる。しかし許しがたい裏切りがあって次第に疎遠になっていく。高校を卒業して大学生となり、社会人となり、中年期を迎えた二人は、メールというツールを得て再び交換書簡を交わすが……。
タイトル通り、ののとはなの手紙やメモやメールのやりとりで最初から最後まで構成されている作品です。ベースには二人の恋愛感情があって、その関係が破綻しても大学生時代に再会して手紙のやり取りも再開、また中断されだけどアラフォーになってメールで再開、となります。
アラフォーになってからメールのやり取りをするけれど、二人は直接会ってはいません。あくまでもメールだけ。
私、長い文面の手紙とかメールを保存するのって「あり得ない」と思っているタイプです。自分の書いたつたない文章が残っていることの嫌悪感があるし、相手もそう思っているかもと想像すると申し訳ないし。
それがこの作品では、高校時代からのやり取りした手紙の束を全部どちらかが持っているんですよ。考えられない! そんなゾワゾワした気持ちでこの長編を読んだ、というわけです。
内容に関しても、共感できる部分は全然なくて、最後は重いテーマに進んでしまうし、どこに三浦しをんらしさを感じればよかったのか、謎のままに読了でした。果たしてこれは愛情なのか友情なのか、そのどちらも感じられませんでした。