あ可よろし

「あきらかによきこと」は自分で見つける・おもしろがる
好奇心全開日記(不定期)

こんなところに!

2024-11-28 | 散歩
古書とカレーの街、神保町。この界隈はよく行くところではあるのですが、案外小さな路地も多く、知らないところもまだまだたくさんあります。『この道はどこにつながるのだ?』と考えながら入った路地にあったのがこの神社でした。

五十稲荷神社(ごとういなりじんじゃ)。正式名称は栄寿稲荷神社(えいじゅいなりじんじゃ)というのだそうです。何故五十稲荷と呼ばれているのか。
江戸の昔、京都・伏見稲荷神社からお御霊を分けていただいて安産・子授けの守護としてたくさんの人のお詣りがあった後、敷地が足利戸田藩の大名屋敷となり、足利の栄富稲荷神社も合わせて栄寿稲荷神社となります。それから庶民にも開放してお詣りができるようになって、織物の市が立つくらいの賑わいとなります。その市がやがて縁日となり、縁日が開かれるのが五十日(ごとうび)だったことから五十稲荷神社と呼ばれるようになりました。現在では愛称の方がメインになっているのだそうです。

都心で神社に出会うと、小さな驚きとほっこりする気持ちになります。大概ビルに囲まれたところに鎮座されていて、そこだけがポツンと異世界のような空間です。
ここには都心の小さな神社には珍しく、社務所があって、おみくじやお守りなどもありました。さらに御朱印を求めて何人かの人。並んでいたので、かなりご利益のあるところなのかもしれません。帰宅してから調べたら、御朱印は月ごとにデザインが変わり、お守りなどは安産を祈念して求める方が多いのだそうです。
さらに、境内にある御神木のイチョウは、2度焼けたけれどもそのたびに復活していて、縁起の良い木として崇められているのだとか。

偶然入った路地で出会った都心の小さな神社。こんなにもありがたいこと満載だったとは。今のところ身内や知人におめでたの話はないので私が安産を祈願することはないけれど、復活のご神木にはまた会いに行けたら、と思った散歩でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年の秋は? | トップ | まっ黄っ黄 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

散歩」カテゴリの最新記事