坊主めぐり

ようやく日中にエアコンをつけなくても大丈夫な気温になった土曜日、午前中の早いうちに家を出て、上野まで出かけました。上野はいつでも朝早くから多くの人がいます。ターミナル駅だから駅周辺に利用者が多いし、公園口改札を出ると、その先には沢山の美術館や博物館、上野動物園もあり、そちらを目指しての人も多いわけです。この日の私もその中のひとりでした。

上野公園を突っ切って目指すは東京国立博物館。横断歩道を渡って、正門をくぐって少し歩くと、左手のシュッとした背の高い木の向こうに青味がかった緑色のドームが見えます。


「小龍景光をいただくために、黄不動が天切りした表慶館のドーム…」
と、浅田次郎ファンは表慶館に吸い寄せられます（この小説の話はまた後日）。今は教育普及センターってなものになっている正面玄関を開けて中をちょっと覗いてみました。モザイク柄の床やドームを支える柱の美しさに暫し見とれてしまいます。

表慶館を後にしてまた少し歩くと、目的地に着きます。とにかくここは敷地が広くて、正門から目的の博物館に着くまでもたっぷりお散歩できます。

　　　　東京国立博物館の平成館で観たのはこちら↓


私、子供の頃から神社仏閣が大好きで、特に仏像はずっと見ていても飽きないくらい好きなのです。京都とか奈良は、私にとってまさにパラダイスと言えましょう。

で、気になったことがひとつ…。禅僧の肖像画はみんな同じ座禅を組んだ姿なんですが、ちゃんと脱いだ靴まで描いてあるんですね。その靴がどれもとても可愛らしかったのだけど、何故脱いだ靴も含めて描かなければならなかったのか？　ちょっと不思議に思っちゃって…。

そして午後からは映画です。

　　　　　　TVドラマも毎週欠かさなかったこちら↓


堂々と言ってのけますが、私は慎吾ちゃんファンです！　
ドラマが始まる前は「新撰組局長の次は猿かい！」と驚きましたが、そこは芸達者な慎吾ちゃん。少々やりすぎの感はありましたが、見事なまでの悟空っぷりだったと思います。

こうして土曜日は、日本のお坊さんたちと中国のお坊さんを巡った一日になりましたとさ。