神奈川県愛甲郡愛川町にある管理釣り場フィッシングフィールド中津川に行ってきました。このエリアに行くのは初めてです。すがすがしい秋晴れの釣行です。
以前、早戸川からの帰りがけに車からこの釣り場がチラッと見えたのですが、小さい池のような印象を受けました。沢山の人が池の周囲を取り囲んで釣っていました。
小さいという印象があったので、東山湖や開成フォレストのようなのびのびとした釣りは出来ないのではないか。町中にある鯉の釣堀的なものに近いという先入観を持っていました。
実際エリアに着いてルアーポンドを眺めてみると、思ったより小さくはなかったですね。この広さなら十分楽しめます。
ポンドの横に非常に小さな池があり、鯉かヘラブナを釣っている人がいて「なんだこれは?」と思いました。
このエリアは中津川に堰を作って釣り場にしたもので、ルアーポンドの上流はエサ釣り場になっています。エサ釣り場まで含めると結構広いですね。
ルアーポンドは広大ではないけれども、丹沢山系の自然に囲まれたとても雰囲気のよいエリアです。
● 上流側からルアーポンドを撮影した風景
中津川に堰を作って釣り場にしているので、水質はクリアです。サイトフィッシングも出来ます。水深は深いところで3メートルくらいです。水底は岩と石ころなのでボトムを狙うと根掛ります。
ルアーポンドは、川幅を人工的に拡張して作られているので、非常に大きな渓流の堰とも考えられます。従って、ポンドといっても実際は渓流なのです。渓流のような速い流れはありません。
では、当日の実釣の模様と攻略法を以下に書いてみます。
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午前10時半より実釣開始!
結構人がいたので、ポンド中ほどの空いているところで、何も考えずにセニョールトルネードを投げてみた。
1投目からゲット!
2投目3投目と連続ゲット!
3投に一回くらいのペースでバイトがある。
スプーンで釣ろうと思っていたのだが、あまりにもバイトが多いので、トルネードでこのエリアの状況を探ることにした。
カンツリルアーでは、適正なタナ(レンジ)とリーリングスピードを見つけることが基本になる。タナとスピードが分かれば、あとはルアーの色ということになる。
タナはカウントダウンで3~4くらいでバイトがある。ちなみに、カウントダウンをするときには、1秒を1カウントとする必要は全くない。自分の数える速度でよい。
リーリングスピードは1秒1回転くらいでバイトがある。
ルアーがチャンと泳ぎ、一定のレンジを巻くことが大切。リーリングは一定の速度を保ち、速度ムラが出ないようにするのがポイント。これが出来るか否かで釣果が大幅に変わってくる。
タナとスピードが分かったので、最初に投げたトルネードのままでしばし釣りをする。だいたい3投に一回はバイトがある。5投連続でバイトがなくなったところでカラーローテーションをすることにした。
色を変えると再びバイトが復活する。5色試して全てにバイトがあった。しかし、反応のよい色とそうでない色がある。天候や水質にもよるのだろうが、この日のヒットカラーはオレンジだった。
よくヒットしてくるのは流れの中央付近。そのため、やや遠投する必要がある。
6時間券で午後4時半になったので納竿とした。
トルネードオンリーの釣りとなった。
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以上、実釣の模様でした。
釣果 : ニジマス45匹(25~30センチ)
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この日のパターンをまとめてみると以下のようになります。
タナ(レンジ): 自分のカウントダウンで3~4
リーリングスピード : 1秒1回転
5投連続してバイトがなければカラーローテーション
ヒットポイント : 流れの中央付近
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まさかトルネードオンリーでこんなに釣れるとは思ってもいませんでした。
しかし、トルネードには致命的な短所があります。このルアーは回転するので糸ヨレがひどくて、穂先にラインが絡むなどのライントラブルが起きます。対策として、右巻きで10投したら左巻きで10投します。それでもヨレてしまいます。トルネードの宿命ですね。
トルネードはルアー自体を螺旋状に巻いて形を作るので、最初はトルネード巻き用のグッズを使用して、慣れてきたら指で巻くとよいと思います。手返しがよくなります。
● 上がトルネード巻き用グッズ 下がトルネード
今回はトルネードオンリーの釣りでしたが、このエリアの状況がなんとなく分かったので、次回はスプーンでやってみたいと思います。
トルネードで釣っても何故か達成感がないのです。邪道のような気もします。
やはりカンツリニジマスルアーの王道はスプーンです。
以上、フィッシングフィールド中津川釣行記でした。