現在、自宅で使っている YAMAHA の電子ドラム DTXPRESS(現在ではDTXと名称が変わっています)は、当初購入したものとはかなり別物の特別仕様になりました。
電子ドラムは、その昔シンセドラムといって、シモンズ製で200万円くらいしていたような記憶があります。今では、練習用のものなら5万円くらいで買えます。練習用といっても本格的な練習ができます。
自宅の DTXPRESS は YAMAHA の電子ドラム第二弾の機種です。約15年くらい前にふらっと YAMAHA のお店に立ち寄った時に出逢ったものです。叩いてみて、昔取った杵柄が蘇ってきて、思わず衝動買いしてしまいました。
購入当日までキャンペーンとかで、イス、ペダル、ヘッドホンをオマケでつけてくれてジャスト8万円でした。シモンズを知っている者からすると破格!バンド活動から遠ざかっていたので、こんな優れものがこの世にあったなんて全く知りませんでした。
この電子ドラムとの出逢いが、私の人生を大きく変えてくれたのです。
買った当初の標準仕様に色々と手を加え、今ではどこにも売っていない特別仕様になってしまいました。
購入当初のものは、ラック(骨組)と本体(オレンジ色のコントロールBOX)とオマケでつけてくれたイスだけです。パッドやシンバルは消耗品なので、全て買い換えました。
YAMAHA の電子ドラムシリーズは相当の優れもので、プロドラマーも使用しています。世界的なトップドラマーで、元カシオペアの神保彰氏の電子ドラムと生ドラムを組み合わせて一人でバンドをやってしまうというワンマンオーケストラは有名です。
生ドラムは防音設備がなければ自宅では絶対に叩けません。電子ドラムは別名サイレントドラムと呼ばれているように自宅でも叩けます。ゴムパッドをスティックで叩いている「ポコポコ」という音がするくらいです。ヘッドホンからは生ドラムをサンプリングした迫力あるドラムサウンドになります。
電子ドラムの普及によりドラム人口が相当増えたと思います。ドラムがとても身近な楽器になりました。マンションなどの集合住宅だとバスドラムの打音が壁を伝ってしまいます。苦情になる可能性があるのでこの点だけは要注意です。
写真の電子ドラムが、 YAMAHA DTXPRESS 特別仕様です。
私もエリもこのドラムセットで練習しています。
では、なにが特別仕様なのかというと・・・
●標準仕様のシンバルは、左クラッシュ1枚、右ライド1枚の計2枚です。シンバルシステムは、左右クラッシュ2枚、右ライド1枚、真ん中スプラッシュ1枚の計4枚セットです。
●左側のクラッシュは、チョーク奏法(ミュート)ができるものに変えました。
●右側の丸いシンバルは、2ゾーンタイプなので、真ん中の盛り上がった個所を叩くとカップ音が出るはずですが、メーカー原因不明で全く反応しないため、クラッシュとして使っています。
●真ん中の丸いシンバルは、パッド部分を叩くとスプラッシュが出るようにしました。チャイナ、カウベル、カップなどに音を変えて使うこともできます。
●スネアは、クローズドリムショットができる2ゾーンパッドに買えました。クローズドリムショットはドラム演奏においては必須です。「コツコツ」というスネアのリムを叩く音ですね。
●バスドラムのパッドは、打面が大きくツーバス対応のもので、しかも感度がよくヒット感のよいものに変えました。
●バスドラム用のペダルは、ダブルフットペダルに変えてツーバスができるものにしました。ペダルだけは生ドラムにも使えます。
このように改造に改造を加えた特別仕様です!このドラムセットは売っていません。パッドやシンバルは劣化して音が出なくなり、何度も買い換えています。もうかなりのご老体になってしまいました。
その昔、私がドラムを始めた時は、生ドラムが家にありました。何故か苦情は一回ももらいませんでした。今では防音設備がなければ、生ドラムは絶対に叩けません。
この電子ドラムとの出逢いにより、またドラムを叩くことが出来ました。そして、バンド活動の再開へとなりました。エリもこの電子ドラムがあって、ドラムが叩けるようになり、バンド活動を楽しんでいるようです。
(電子ドラムに興味のある方へ)
YAMAHA の DTX シリーズの HP です。15年前とくらべると相当進化しました。YAMAHA は、電子ドラムには、相当力を入れているようです。初心者からプロドラマーまで使えるラインナップになっています。以下アドレスをクリックしてみてください。
http://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/drums/el-drums/