親方はライブのときマイスネアを使っているのをご存知でしたか？
今までにスネアを五台持っていました。
一台目は、中学生のときの借りもので行方不明になってしまいました。
二台目は、安物なので後輩にあげました。
三台目は、変な芸術家がオブジェにすると言ってどうしても欲しがるので仕方なくあげました。素晴らしくよく鳴るお気に入りのスネアでした。「スタンッ！」と端切れのよいアタック音が最高でした。
ディープ・パープルのイアンペイスが使っていたラディク製のシルバーメタルです。ドラムショップでイアンペイスに近い音がでるようにチューニングをしてもらいました。スネア一つでバンド全体の雰囲気がこんなにも変わるものかと驚きました。
四台目は、バンド再開のためにセミプロの知人よりTAMAの特注品を譲ってもらいました。ライブで何度も使いましたが、アタック音が馴染めなくてお蔵入りにしてしまいました。彼はこのスネアでCDを何枚もリリースしたらしいです。好みの問題でしょうか。
← 五台目のスネア
五台目は、今使っている金色のスネアです。 YAMAHAでカタログを見ながら店長さんとさんざん相談して決めたスネアです。素材はブラスといってあまり一般的ではありません。スネアの場合、視聴が出来ないのと在庫があまり置いてないので、音を聴かずして一か八かで相談だけで買うことになります。
在庫がなかったので待ちに待ってやっと家に届きました。一発叩いてがっかりしました。今まで使ってきた中で最悪の音でした。すぐにＹＡＭＡＨＡに持ち込んでヘッド（表面）とサイド(裏面)をチューニングしてもらいました。
それでも、ほとんど代わりばえしなかったので、ヘッドとサイドを買い換えて再度チューニングしてもらいましたが、どうしても好みの音に近づきません。たまたま店にレッスンプロがいたので、一からあれやこれやとさんざん試してもらいました。結果、このスネアは親方の好みの音は出ないということになりました。
好みの音ズバリでなくても、そこそこ近い音が出れば妥協するつもりでした。しかし、アタック音が「バスッ」。これはスネアじゃない。雑巾をハタキで叩いているような雑音です。
親方は今年もう一台買うみたいです。スティーブガッド・モデルが欲しいらしいです。
