二年前のある日、風呂でシャンプーをしてたら、排水溝のフタに大量の毛が! 昨日まで何もなかったのに、その日は突然やってきた。
試しに洗面器にお湯を張って髪をすすいでみた。洗面器には大量の毛が! 何度すすいでも抜け毛が止まらない。排水溝のフタに引っ掛かった髪の毛の数を数えてみた。なっ!なんと約500本!
この日から、抜け毛との闘いが始まった。
毎日、排水溝の抜け毛を数えてみたら、約200本コンスタントに抜け続けている。来たるべき日が来たと思った。
人間の頭髪は、一般的に10万本といわれている。ということは。
10万本 ÷ 200本 = 500
500日で毛がなくなる。一年半でツルツル。これはかなりヤバい!
↓ これで約200本(髪の毛のみ) 気持ち悪い~!
これ以上、髪の毛が抜けないよう。抜けた毛が生えてくるためにはどうすればよいか。シャンプーの仕方、抜け毛防止方法、育毛剤、食生活、薬剤(プロペシア、リアップ、ミノキシジル)など色々なことを調べ始めた。
そんな時に、何年か前に髪の毛の薄い人が「病院で薬をもらったら、毛が生えてきた」と言っていたのを思い出した。丁度その頃、爆笑問題が「抜け毛が気になったら、お医者さんへ行こう!」というCMが流れていた。
早速、インターネットで調べてみると、抜け毛・薄毛を扱っている町医者が沢山あった。最初は、近くの町医者(皮膚科)に行ってみた。脂漏性湿疹の可能性もあるとのことで、塗り薬をもらって帰宅した。塗り薬を二週間ほど使っても、抜け毛が一向に収まる気配はない。
さらにインターネットで調べると、抜け毛専門治療をしている病院が二件見つかった。
一件目は美容整形外科。医者は出てこなくて、毛髪診断士なる肩書を持った若者が出てきた。毛髪診断士とはなんの資格なのか聞いたところ、院長がつけてくれたとのこと。なにそれ???
毛髪診断士の所見によると、男性型脱毛症(AGA=禿げ)が進行しており、何もしないでいると、1年後には確実に禿げるとの診断。治療法は、院長の開発した治療法とプロペシア(経口薬)を併用するというもの。継続治療しないと育毛効果は現れない。
院長開発の治療法とは、一回10万円の注射を頭皮にする。しかも、定期的に。臨床実績は2年程度。現在はキャンペーン期間中なので治療費がお安くなる。
臨床実績2年てどうなの??? 病院でキャンペーンてなに???
病院に行ったのに、医者が一回も出てこなくて、診察は毛髪診断士だけ。なんか怪し過ぎる。プロペシアは、町医者でも普及していることが分かっていたので、院長開発治療は拒絶して、プロペシアを購入して帰宅した。
男性型脱毛症(AGA)は、病気ではないので健康保険不適用の自由診療(自費)のため、治療費や薬代は病院が決めることが出来る。一般的に自費は高額になる。
二件目の病院は、男性型脱毛症(AGA)専門の病院。ここは、本物の医者(皮膚科)が診てくれた。診断は、やはり男性型脱毛症(AGA)。
この病院の治療法は、ミノキシジル(経口薬)とプロペシア(経口薬)を継続併用するというもの。治療費は薬代を含まなくて、毎月一回3万円。年間36万円。10年で360万円。プラス薬代。
これは高い! 小遣いが毛になる!
結局、プロペシアを飲んで様子をみることにした。
抜け毛の本数を数えると、負のスパイラルに陥るのでやめることにした。
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(プロペシア)
① 育毛剤ではないので基本毛が生えてこない。
② 現状維持でよしとする。
③ 効果が現れるまで半年かかる。
④ 飲むのを辞めると再発する。
⑤ 医学的に効果が証明されている。
⑥ 町医者で簡単に手に入る。
⑦ 自費なので薬代が高い。相場:28錠で1万円+消費税(一錠385円)
⑧ 女性には効果がない。
⑨ 元々は前立腺の治療薬で、副作用の発毛に着目した薬である。
⑩ お安くないので、いつまで飲み続けるかが問題。
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(プロペシアを飲んでからの経過)
① 半年位までは脱毛が続いた。
② なんとなく髪の質が太く変わってきた。
③ 頭髪にボリューム感が出てきた。
④ 抜け毛が激減した。
⑤ ほぼ現状維持している。
⑥ もし、プロペシアを飲んでいなかったら、今頃は・・・
⑦ 副作用は自覚症状及び健康診断では今のところ何もない。
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抜け毛・薄毛が気になる人は、病院へ行ってみては・・・
禿げててもカッコイイ人は沢山いるので、気にならなければそれでよしです!
ちなみに、ほとんどの女性は、男性の禿げを気にしてないみたいです!