先日の猛暑の中、横浜南釣り同好会平成16年度第4回釣行会が行われました。
今回は、東京湾での船の午後シロギス釣りです。
船宿は横浜市金沢区の老舗「弁天屋」です。
私は、小学生の頃から現在に至るまで、磯釣りやルアーフィッシングをしているので一応釣りの心得はあるのですが、船釣りシロギスは五回目の初心者です
今回は、過去のシロギス釣りで面白さを知っていたので、ダイワのシロギス専用ロッド(アナリスターキスM-160)を買ってマイロッドで臨みました。
高感度重視の竿なので、ミチイトはゴーセンのドンペペ8号というPEラインを天秤に直結で使用しました。
前日は台風の影響で釣りにならなくて出船しなかったようですが、当日はウネリも強風もなく出船しました。
天気予報では37度という猛暑でしたが、船上では全く暑さを感じない快適な釣りができました。
実釣参加者は6名です。
シロギス経験者未経験者のチームを組んで釣りをしました。
船長の判断で、船宿から30分くらい出たところの水深12メートルくらいのポイントから始めました。
アタリが全くなく、魚がいない感じでした。
このポイントはチョイ投げが必要だったようで、船長判断でチョイ投げをしないやや深場の水深16メートルくらいのポイントに移動しました。
移動してからは竿下でポツポツ釣れ始めました。
エサは青イソメで頭をハサミでちょん切って2~3センチくらい垂らしてハリにつけます。
食いの悪いときは、やや垂らしをながくしてもよいかもしれません。
そうこうしているうちに、コンスタントに釣れるようになってきました。
船長が釣り人の状況を見ているので、釣れなくなるとすぐにポイントを移動してくれます。
船釣りは、船長がポイントを知っていて釣らせてくれるのでいいですね!
船長がそのポイントでの釣り方を教えてくれます。
私は、前半戦はポツポツで、後半戦は入れ食いモードになりました。
参加者全員そこそこ釣れたと思います。
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● シロギス釣り初心者の私が基本的な釣り方を書いてみます。
東京湾の船釣りでチョイ投げしないで、竿下でシロギスを釣る場合の釣り方です。
① 仕掛けのオモリが着底したら、海底から10~20センチリールを巻きます。
② ベタ底にすると、外道が釣れたりシロギスのアタリがとりずらいのでオモリを海底から少し離して釣るのがコツです。
③ オモリを海底から10~20センチ離すことと、オモリを海底に着けないでチョンチョンとたまに竿をあおって誘いをかけます。
④ 船は流されているので、たまに海底にオモリを着底させてタナの確認をします。
⑤ 数を釣りたい場合には、一匹目がかかってもリールを巻き上げないで、そのままにしておくと二本バリのもう一つに別の魚が追い食いしてくるので、一回で二匹釣れます。
一匹釣れたということは、その近辺に魚が群れているという読みです。同時に複数引き釣れることを一荷釣りといいます。一荷の方が効率が良いので数は釣れます。
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シロギス釣りの面白さはアタリとフッキングにあります。
私は、シロギス専用のマイロッド&PEラインを天秤直結なので繊細なアタリがとれました。
専用ロッド&PEラインはトラギスや小メゴチのアタリまで分かります。
アタリの出方で外道か本命シロギスか分かってしまうのです。
シロギスのアタリは「プルルッ」て明確に竿に伝わるので、腕でゆっくりと竿を持ち上げるようにアワセると、魚のフッキングした重みを感じ取れます。
ピッしと合せない方がフッキング率がいいですね。
シロギスの「プルルッ」アタリが何とも心地よいです。
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● シロギス釣り五回目で数釣りをするために分かったこと
① アタリがあるのに乗らなかったらすぐにエサのチェックをする。
② ハリが見え見えになっていたら新しいエサに付け替える。
③ エサがかじられていたら新しいエサに付け替える。
④ 5分くらい何もアタリがないときはエサと仕掛けのチェックをする。
⑤ エサが食われてなくてもふやけていると食いが落ちるのでエサを付け替える。
よりフレッシュなエサにシロギスは食いついてきます。
小まめなエサのチェックと付け替えが肝心です。
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知っておくとよいと思ったこと
① あらかじめ青イソメを4センチくらいにハサミで切ってタオルに並べておくと手返しがよくなり数釣りができます。
② 仕掛けが絡まったら、ほどいていると時間が無駄なので潔くハサミで切って新しい仕掛けに付け替えます。
③ シロギスにハリを飲まれたら、エラから親指と人差し指を突っ込んで口の方へ押し出しながら、ハリスを軽く引っ張るとハリが口の方へ出てきて外れます。
④ メゴチにハリを飲まれたら、ヌルヌルして棘が鋭くハリを外すのが非常に厄介なので、潔く仕掛けを切って新しい仕掛けに付け替えます。
これで相当の時間手間ロス対策になります。
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● 釣果 シロギス80匹強
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暑くもなく、そこそこ釣れて楽しい釣行会になりました。
いつもの居酒屋ほのかにて、獲物を調理してもらい祝勝会をしました。
シロギスの天ぷら、塩焼き、刺身のシロギス三昧でした。
なかでも、釣り師しか食べられない刺身は絶品でした。
これは釣り師の特権です!
● シロギスの刺身
船のシロギス釣りは難しいことはなにもなく、手ぶらでお気軽に楽しめるので、釣りが初めての方でも大丈夫です。
船宿にレンタルロッド、仕掛け、エサがあるので至れり尽くせりです。
仕掛けの作り方や釣り方は当同好会の経験者がフォローします。
まだ釣りに参加されてない会員の方には、シロギス釣りは是非お勧めの釣り物です。
東京湾内なので、酔い止めを飲めばまず船酔いすることはありません。
釣りをしながらお酒も飲めますよ!
釣ってヨシ! 食べてヨシ!
シロギスはその姿と美味しさから「魚の女王」と言われています。
シロギス釣り 楽しかったですね (^^♪
会員のみなさま お疲れ様でした。