松田聖子の新曲「永遠のもっと果てまで」がメディアでリリースされました。私が最初に聴いたのは、先週火曜日10月20日のニッポン放送オールナイトニッポンMUSIC10というラジオ番組でした。次はテレビで同じ週の土曜日10月24日のフジテレビMUSIC FAIRでした。
この新曲は、1984年発売のROCK’N ROUGE以来31年ぶりとなる、松本隆作詞・呉田軽穂作曲の松田聖子アイドル時代全盛期のゴールデンコンビです。呉田軽穂とは松任谷由実すなわちユーミンです。編曲はこれもアイドル全盛時代の松任谷正隆です。
松本隆が初めて提供したのは「白いパラソル」でユーミンが初めて提供したのは「赤いスイートピー」です。
今年の春に舞浜アンフィシアターで行われた、松田聖子デビュー35周年記念サンキューイベントトークショーで今年の秋にゴールデンコンビによる新曲発売が決まったと発表がありました。日本武道館のコンサートでも告知していました。
アイドル時代以降、アメリカ進出をしたり、英語だけのアルバムをリリースしたり、自分で作詞・作曲も手掛けたりと精力的な活動をしてきました。その中で成功したのは、1996年にリリースされた松田聖子作詞・作曲の「あなたに逢いたくて~MISSING YOU~」があります。
自身の作詞・作曲でよいものもあるのですが、ほとんどがヒットしていません。今年発売された「ビビディバビディブー」はCDを購入して一回聴いたきりです。その前の「DREAM & FANTAZY」の方がまだよかったですかね。
確かに松田聖子作詞・作曲でよい曲もありますが、ほとんどヒットしていないのが実状です。最近は、特にその傾向が顕著です。作詞はしてもよいかもしれないけど、作曲は大御所に頼んだ方がよいとずっと思っていました。それが奇跡的に実現したわけです。
今回の新曲はゴールデンコンビの復活ということで非常に期待していました。ラジオ、テレビと二回聴きましたが、何故かハートに響かないのです。メロディーラインでよいと思う部分がないのです。もっと聴きこめば次第に良くなってくるのかもしれませんが、いまのところ感動はないですね。
今回は両A面ということで、ユーミン作曲の「惑星になりたい」という曲も同時リリースされています。この曲は???です。
結構期待していたのですが、期待外れという感じです。ユーミンもお歳をめしたので、昔のような発想力や作曲センスはないのかもしれません。
しかしですね~、私もそうですが、松田聖子には根強いファンが沢山いるのです。なので、ヒットしなくても新曲のCDやDVDは売れるのです。アイドル時代のファンがいるのです。
私は、松田聖子と同年代です。今でもアイドル時代の曲は全部好きです。リアルタイムで相当聴きました。コンサートにも行きました。アメリカ進出あたりから自然と聴かなくなりました。アイドル時代の松田聖子の曲が好きなのです。
私は中学生の頃からバンドをやっているので、アイドル時代の松田聖子の曲に合わせてドラムを叩いたりベースを弾いたりして遊んでいます。カラオケもよく歌います。何故かアイドル時代の松田聖子の曲は心地よいんですよ。
人は人生の中で輝いている時があると思います。今の松田聖子には昔の輝きはないですね。ただ不思議なことにオーラは感じるんです。それなので、コンサートやトークショーに行ってしまうわけです。人間的に面白いんですよ。
あと7年もすれば松田聖子も還暦を迎えます。想像するのはやめときます。