その昔、私が学生時代の頃に、町中には個人経営のビリヤード店がありました。今では、ほとんど見かけなくなりました。5年間くらい夜な夜なビリヤード店に出入りしていました。
昔は、四つ玉というのが主流で、ポケットはプールバーに置いてありました。四つ玉は見かけなくなってしまいましたね。今の主流は、ほとんどポケットです。恐らく四つ玉は、難しいのと若者受けしなくてすたれたのでしょう。
プールバーのプールとは水泳ではなく、ポケットビリヤードのことです。ポケットビリヤードの台が置いてあるバーのことです。アメリカの映画のシーンによく出てきますよね。
私は、四つ玉メインで遊んでいたので、ポケットはほとんどやったことがありません。数十年ぶりにポケットをやってみたら面白くて、またまたビリヤードにハマってしまいました。
では、以下に自己流ナインボールの遊び方について、オモイッキリ端折って写真説明いたします。
写真をクリックすると拡大して見れます。
● これがポケット 的玉をここに入れる
● ナインボールのラックの組み方 1番が先頭で9番が真ん中であとは適当
● キュー先端 チョークをまんべんなく付ける(滑り止め)
● キューの握り方(左手)左が手前からで右が真上から見たもの
● 手前の白が手玉 奥の黄色が的玉
● ラックを外して勢いよくブレイクショット
● 的玉の狙い方(イメージボール)⇒ 基本
ポケット・的玉・イメージボールが一直線になるように、イメージボールを置きます。イメージボールの中心に手玉が当たると、的玉はポケットに入るという原理です。これが狙い方の基本になります。実際にイメージボールを置いてやってみると面白いように入ります。ゲームではイメージボールは置きません。イメージボールを頭の中で作るのです。これが難しい。
オレンジ色5番がイメージボール
● 的玉の狙い方(厚みで覚える)⇒ 自己流
私は四つ玉出身というか、ポケットはほとんどやったことがないので、厚みで狙う癖がついてしまっています。それでも厚みの原理が分かれば何とかなります。
①的玉の真ん中を狙うと真っ直ぐに進む
②的玉の厚み2分の1(的玉の端)を狙うと、的玉はキューの角度と約30度の方向へ、手玉は約60度の方向に進みます。
③的玉の厚み4分の1を狙うと、的玉はキューの角度と約48度の方向へ、手玉は約42度の方向に進みます。
この三つだけ覚えたら、あとは厚みを加減すればよいのです。的玉と手玉は90度の角度で進みます。イメージボールをなかなか作れない人にはお勧めかもです。とはいっても、厚みで覚えるのもなかなか難しいものです。いずれにせよ、突いて突いて身につくまで慣れるしかないのです。
● ストップショット 手玉の中心をやや強めに突くと的玉の位置で手玉が止まる
● 押し玉 手玉の中心よりやや上を突くと的玉に当たった後に手玉が前に進む
● 引き玉 手玉の中心よりやや下を突くと的玉に当たった後に手玉が手前に戻る
● 手が届かないときはこんなものを使うことも
● その他
ひねり、バンクショット、キスショット、コンビネーションショット、マッセなど状況に応じたいろんな突き方があります。
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ビリヤードの面白さは、物理の運動力学の法則そのものであることです。運動量保存の法則、慣性の法則、入射角=反射角、摩擦係数など、物理実験をゲーム化したようなところがあります。だからといって、物理が苦手な人でも全然OKです。
基本と原理を理解したら、あとは場数です。「イメージボール」方式にしろ「厚み」方式にしろ、勘と経験の世界です。理論どおりにはなりません。
何度も何度も遊んでいるうちに、自然に感覚が身についてきます。回数を重ねるほど上達します。何事にしてもそんなもんですよね。難しくて奥が深い。だからこそ面白いのです!
的玉が狙ったところにポケットインするとスカッとします。
ビリヤードのプロのことを「ハスラー」といいます。響きがカッコイイですね!
Let’s Billiyard!