おはようございます。トピアリスト宮崎です。
1年に1度お互いのお誕生日を祝う友人と、名家に伝わるお雛様を見てまいりました。
三井美術館で4月7日まで展示しているのは「三井家のおひなさま」。
いやぁ見ごたえありました。
お姫様の嫁入り装束そのままに従者たちから小物に至るまで、その繊細なつくりに感動。
私が特に気になったのは「貝桶」。
「貝合わせ」で用いる貝を納める道具で、対になる貝を違えないところから夫婦和合の象徴として嫁入り道具に作られたものです。
この重要な意味を持つ貝桶はお姫様の婚礼行列の先頭で運ばれ、一番初めに婚家に引き渡されました(『文化遺産オンライン』より)。
もちろんおひなさまの貝桶ですからミニチュア。
三井家の展示物には、その小さな貝を象牙で作ったものもありました。
続いて向かったのは岩崎家のお雛様を展示する丸の内の静嘉堂(展示は3月31日まで)。
こちらも贅を尽くしたそれはそれは美しい展示でした。
また会場の一角では国宝「曜変天目(稲葉天目)」が静かに光を放っており、この光は写真で再現できるものではないとも感じました。
年度末のバタバタを一時忘れるいい時間をいただきました。
▲三井家の貝桶
貝を象牙で作ったもの
▲岩崎家の貝桶
貝殻に描いた繊細な絵
▲お祝いランチは千疋屋総本店デーメーテールで