寅次郎日記 030
「日向ぼっこ」
朝夕は少し肌寒く感じる。
まったく急だ。
寅次郎もそう感じたのか盛夏の時は窓から距離をとっていたのに今日は
窓にピッタリと体を寄せ寝ている。
体をゆすって起こすと、
「何か用なん?」「邪魔せんといて」という顔をする。
「失礼しました」と踵を返す。
「ちと、淋しい」。
寅次郎日記 030
「日向ぼっこ」
朝夕は少し肌寒く感じる。
まったく急だ。
寅次郎もそう感じたのか盛夏の時は窓から距離をとっていたのに今日は
窓にピッタリと体を寄せ寝ている。
体をゆすって起こすと、
「何か用なん?」「邪魔せんといて」という顔をする。
「失礼しました」と踵を返す。
「ちと、淋しい」。