はぐれけんきゅういん♀リターンズ

マニアックな研究(?)に明け暮れる毎日……

着信音が「夜空ノムコウ」だった

2024年11月01日 | ぶつぶつ……
好きだった人の着信音が「夜空ノムコウ」だった。
最近ようやくその歌詞を知った。それだけなのに私は「多分本気で好きだった人が過去にいたのだろう。別れたんだろう。」と思った。
これは勝手な憶測で、昔から私にはそういうところがあった。そういう想像するだけで、まあ楽しかったというか、彼を知りたいという気持ちが前のめりだった。

実はそれで一回、滅茶苦茶嫌われている。別れ話が出た。

ぴょんぴょん舎で一緒に焼き肉食べたな。 おでかけは超レア体験だったのだ。 ぴょんぴょん舎、今も経営していた。昔から評判は良かった。
焼肉の話題から、鶴橋の女の子と遊んで孕ませて、包丁持った父親から「このにっぽんじんがー!」って追いかけられたって話になるの、滅茶苦茶強烈だった。でも会った頃には35歳だったから、もう落ち着いていた……ような気がします笑
真実は分からない。

ふと、彼は「遊んだ」って言い訳していたけど、彼女と本気で付き合っていたんじゃないかな?と思った。
だから、父親と面と向かって会っている。
でも会ってみたら彼女のお父さんの方は日本人が大嫌いだった。で、包丁持って来て「殺す!」となって、逃げたんじゃないかな?
例えばたまたま通りがかった父親に包丁持って来られて追いかけ回されるシチュエーションにはあまりならないでしょ?

「鶴橋の女の子かわいい子多い」という話と「可愛いけど日本人じゃない」的な話を一度聞いた記憶がある。「鶴橋の旨い焼き肉屋は知っているが、鶴橋には行けない。」 とも言っていた。

そんな彼のぴょんぴょん舎の評価は、
「まあええんやけど、ふつう。」
う~ん、同感だけど厳しくない?お値段まあまあなんだけどなと思った。
サイドメニューはそこそこ褒められていた。

でも、結婚して理解した。
私はぴょんぴょん舎を「ふつう」と言える人と付き合いたい。
焼肉きんぐ一択で、それでも「コースが高い」って文句言う人はもう無理。 味覚の格差は歩み寄れない。結婚したら最後、何十年単位の我慢になってしまう。

「夜空ノムコウ」
実は彼の趣味とは少し違う。あとSMAP基本聴いていなかったし。
この曲の何が刺さったのかな?と思って歌詞を辿った。
「あれからぼくたちは 何かを信じてこれたかなぁ…」
その関係は、もう終わってるんだよね。

彼が諦めたから私も諦めた。
まあそこまでの関係だったんだな、と。
もう終わった。

ああ、書かないと分からないか。
私は彼と結婚する事にした。母親からは同意を得ていた。父親も聞いた時点では、賛成も反対もしなかった。
で、最初に家族に合わせる事になった。
顔合わせた途端、父親が一方的に嫌がらせのような発言を始めた。理由が分からなかったけど、結局彼は腹を立て、クッションを投げつけてしまった。
父親は鬼の首取ったように、 「暴力振るったな?暴力振るったな?出ていけ!今すぐだ!」ってやって、二階で待機していた弟と一緒に彼を放り出した。
それなら、と呟いて即座に私も出て行こうとしたが、弟に羽交い絞めにされた。

その後、彼は「こっち来い。」とも何も言わず、 私はそのまま職場辞める事になり、 なんか仕事でタイ行くからこのお金預かってと50万円渡され、 それで当たるとかいう予想師の競馬の予想で買っといてと言われて言われた通り買って全部なくなって、 無くなったって言ったら意外そう&不満そうにしてた。
……明らかに自分、思考力が低下している。ここら辺の記憶、霧がかかったように思い出しにくい。

お金がないから塾の講師を始めた。 彼からの連絡はほとんどなかった。

向こうも衝撃だったんだな、と今となれば分かる。 こちらもメンタルに効いていたので動けなかった。 どうすれば良いか思い付けない。 まだ直後は彼に付いて行く気力があったが、親に現金から何から全部取り上げられて移動も出来なくなっていた。

彼にしてはおかしいな、と思った。引き下がった。そして抵抗する様子がなかった。
実は、「インターネットで知り合った」という事で訝しがられないよう、父親に見せる用のサイトを密かに育てていたのを知っていた。
家族の反対の中結婚する事は出来ないと彼は思ったのかも知れない、家族に祝福されたいとも思っていたのかも知れない。
もしそれが、二度目だとしたら?

私が彼に会った時、チェーンスモーカーでウイスキーの角瓶を毎晩ストレートでほぼ1本空けていて、食事を一切摂らないでいた。 緩やかな自殺だと話していた。
でもご飯作るとかなりの量食べてくれた笑
当時はまだマイナー調味料だったのに 「バルサミコ酢?」 とか聞いてきて驚いた。

もしかして彼は「もう一回生きてみよう」と思ったんじゃないのかな?