はぐれけんきゅういん♀リターンズ

マニアックな研究(?)に明け暮れる毎日……

熊肉のペポーゾ

2024年11月09日 | C級美食倶楽部(駄レシピ集)
こんにちは、くまにくです。


同僚の家では時々熊肉をゲットするのですが、「肉が硬くて臭くて食べられない。」と話していましたので、下処理の方法を伝えました。
水から茹でて沸騰直前に湯でこぼします。これを7回くらい繰り返します。実際には3回くらいで臭みが抜ける事が多いのでそれでもおっけーです。
で、
こちららがその、同僚の家で7回茹でてみた熊肉です。
「スライスして焼いてみたけど焼いた瞬間くっさいし硬いのでとても食べられなかった。」
との事。
うーむ、クレーム返品みたいで辛いなあ。
という訳で、調理してみます。

300gちょっとでした。


カットしてもう一度水から茹でこぼします。
おお、ローストビーフみたいな火の入りですね。これは最高にいい感じ。


15gのオリーブオイルを温め、にんにく1~3片を弱火で炒めます。


弱火のまま、両面に焼き色が付くまで熊肉をじっくり焼きます。水分出ても問題ありません。
脂が多い時はオリーブオイルを減らします。


赤ワイン175mlと一緒に圧力鍋にかけます。最大圧力で15分間にしてみたら柔らかすぎました。
終わって圧が抜けたら赤ワインの汁は捨てます。

再び赤ワイン175ml、トマトピューレまたはトマトペースト150g、塩適量(振って味見)、ローズマリー一枝、挽き立てのあらびき黒胡椒10gを加え、弱火で煮込みます。


私はこれを使っています。でもスーパーで買った方が安いお!
カゴメ 完熟トマトペースト

煮詰まったらローリエを外します。


はい完成(ちょっぴり試食)。


柔らかすぎる程柔らかくなりました。

同僚にも食べてもらおうと少しアレンジ。
味は通好み過ぎるので、同僚も食べやすいようコンソメを少し足しました。
獣臭いと聞いていたのでローズマリーを利かせましたが利きすぎて少し薬臭いと思われるかも知れません。
さてどうなるか?

今回は事前に「オスだったので臭い。」という情報がありました。そこで「絶対臭くならないレシピ」でいってみました。
柔らか~い&お~いし~い!
でもね、熊はしょうゆあじがおすすめ。

日本の片田舎でアメリカ大統領選挙を見る

2024年11月08日 | 日記
 職場に同僚は一人だけいる。
 同じ年齢、同じ性別、同じ高校出身。
 大体似たような価値観なのだが大きく違う点がある。

 私はオールドメディアを見られない環境下にあり、ネット上から情報を得ている。
 彼女はネット上の情報も見る事が出来るが信頼していない。最も信頼しているのがテレビのニュース。そして新聞からも情報を得ている。
 nの数は小さすぎるが、まるで社会実験のように比較可能なサンプルがここに存在している。

 普段はそれほど意見が割れないが、今回大きく割れた件があった。アメリカ大統領選挙である。
 彼女はカミラ推しだった。私はトランプ推し。
 まあネット上の情報では「日本のテレビは偏向報道でカミラ優勢とばかり言っている。」と言われているしな、位に思っていた。ネット上でトランプ有利、海外メディアが勝利確定の報があった時間帯でもNHKでは延々「拮抗」と言い続けている、というTLも流れてきていた。
 一方、彼女から見れば私の方が偏向していると見えるだろう。彼女はトランプに強い忌避感を抱いていた。なぜトランプなんか応援する人がいるのだろう、と呟いていた。テレビニュースを視聴していた頃の自分も同じ心境だったのでその意見も良く分かる。トランプは、日本に対しては輸入等に於いて強硬派である。
 大統領選挙の推しは割れたが、それはそれで日本から見れば選挙戦は対岸の火事というか花火みたいなもので、同僚とぎくしゃくするという程のものでもなかった。

 だが勝敗の決まった翌朝、もう終わった話だし、と思っていた私とは対極的に彼女は鬱々としていた。そして深刻な表情でこう呟いた。
「あーあ、ウクライナ負けちゃうのか……。」
 へ?と思った。
 どういう事?と尋ねると、トランプが勝てばウクライナへの援助を断つからだと。
「そんな話聞いた事ないよ。」
と言いつつ、検索してみると唯一ニュースがヒットした。

池上彰氏 トランプ氏「24時間で戦争終結」豪語→ウクライナ支援やめ降伏圧力の見方指摘「仲良いプーチン大統領に有利な形では」と
(上記記事の魚拓)

「そんな事言ってるの池上彰くらいだよ。」
 と私が言うと、同僚は少しムッとした様子だった。

 私も池上彰はNHKの「週刊こどもニュース」の時代から良く知っている。彼の分かり易い解説は本当に有難いと感じたし、信頼もしていた。
 だが民間に移ってから良からぬ噂を耳にするようになった。それは大学教授などの専門家のツイートだった。
「彼の番組スタッフから問い合わせが来て、更に『池上彰の意向』として、問い合わせの返答を池上彰が考えた事にさせてもらいたいと事前に伝えてきたので断った。」
 という内容だった。
 しかもそれは一件だけは無かった。
 それ以降、私は彼の論を積極的に見る事はなくなった。信じる信じない以前に「人としてどうよ?」という思いだった。情報の質と人間性の問題は直接的には無関係である。

 今回、池上彰はハリス勝利と予想していた。ざっと検索した限り池上彰のみが、トランプ次期大統領の選挙期間中の発言「24時間でウクライナ戦争を終結させる」を「トランプはウクライナを見捨てる」とまで飛躍して解釈している。最悪なのは、池上彰がこの意見をテレビで発信し、それを視聴した一人である同僚がそれを信用し、反トランプの感情をヘイトレベルにまで強めた、という事実である。

 同僚がカミラを応援していた理由の一つは「戦争でウクライナを負けさせたくない」という思いからだった。池上彰が唱えたその論に基づいて判断しており、それゆえにトランプに負けてほしいと強く願ったのである。それは翌日も引き摺る程の思いだった。

【紹介&雑感】農研機構プレスリリースより

2024年11月06日 | 日々の実験ネタ
「植物の重要病原体であるウイロイドの病原性を予測するアルゴリズムを開発しました。
数ヶ月間かかる栽培試験をせず、多くの病徴を一度に予測できるようになり、重大な被害を与える変異体を短期間で判定することが可能となります。
https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/rcait/166267.html」
という内容。
ツイートはこちら↓
https://x.com/NARO_JP/status/1854064530042790387


わしな、むかーし、
ウイロイドの事良く分かっていなかったのに
キクのウイロイドを除去してウイロイドフリー個体を作り出したことがあるんじゃ。
そのキクな、江戸時代から続く品種で、絶えかけておったんじゃ。

そのキクの栽培農家が現れて、感謝しつつキクの苗を見た時の言葉を今も覚えておるよ。
「わー!ちっさ!」
すまぬ、すまぬ……。

あれからどれくらい生き残ったかは、知らぬ笑

なんで苗がちっさいかは、ウイロイドの除去方法を知れば分かる。
高温処理&茎頂培養を使った。
茎頂は0.3mmくらいじゃ。
そこから植物体のサイズまで育て上げたんじゃ、試験管の中でな。
それを屋外の環境に慣れさせた。馴化というんじゃが、じつはこれが一番難しい。

それを全て乗り越えた苗、
わしにとっては十分に大きかったんじゃよ。

でもな、実用レベルで見れば「ちっさ!」なんじゃよ笑
技術力の高さで天狗になってはいかんよー。

イマジンは好きじゃない

2024年11月02日 | 日記
画像は無関係なスペアリブです笑
大分前に作った会心の出来。おいしかったのだ。
https://youtu.be/dS5A9gzQfWQ?si=lThc1PBzfOcXuC0o
当時はブログで色々書くのがデフォで、今のSNS代わりだった。テキスト上手い事書ける人が輝いてた時代とも言えるかな?
彼は文章が上手かった。
結婚するって言い出してから両親に会うまでの数か月間の中で、彼のブログは自分の心境の変化を綴ったものがあって、それが「イマジン」だった。
個人的にはこの曲あんまり好きじゃなかったけど内緒。
私の事、具体的には無いけどちらっと書かれていて、それで自分の心境が穏やかになっている事をメタ視線&笑わせる文章で書いていた。
取引先だったかでミスがあって、普通は切れ散らかすところ、脳内でイマジンが流れて穏やかになる彼。
それを自嘲的に滑稽に描いていた。

リンクは貼ったけど私、多分二度とイマジン聴かない笑
自分からは絶対に笑

着信音が「夜空ノムコウ」だった

2024年11月01日 | ぶつぶつ……
好きだった人の着信音が「夜空ノムコウ」だった。
最近ようやくその歌詞を知った。それだけなのに私は「多分本気で好きだった人が過去にいたのだろう。別れたんだろう。」と思った。
これは勝手な憶測で、昔から私にはそういうところがあった。そういう想像するだけで、まあ楽しかったというか、彼を知りたいという気持ちが前のめりだった。

実はそれで一回、滅茶苦茶嫌われている。別れ話が出た。

ぴょんぴょん舎で一緒に焼き肉食べたな。 おでかけは超レア体験だったのだ。 ぴょんぴょん舎、今も経営していた。昔から評判は良かった。
焼肉の話題から、鶴橋の女の子と遊んで孕ませて、包丁持った父親から「このにっぽんじんがー!」って追いかけられたって話になるの、滅茶苦茶強烈だった。でも会った頃には35歳だったから、もう落ち着いていた……ような気がします笑
真実は分からない。

ふと、彼は「遊んだ」って言い訳していたけど、彼女と本気で付き合っていたんじゃないかな?と思った。
だから、父親と面と向かって会っている。
でも会ってみたら彼女のお父さんの方は日本人が大嫌いだった。で、包丁持って来て「殺す!」となって、逃げたんじゃないかな?
例えばたまたま通りがかった父親に包丁持って来られて追いかけ回されるシチュエーションにはあまりならないでしょ?

「鶴橋の女の子かわいい子多い」という話と「可愛いけど日本人じゃない」的な話を一度聞いた記憶がある。「鶴橋の旨い焼き肉屋は知っているが、鶴橋には行けない。」 とも言っていた。

そんな彼のぴょんぴょん舎の評価は、
「まあええんやけど、ふつう。」
う~ん、同感だけど厳しくない?お値段まあまあなんだけどなと思った。
サイドメニューはそこそこ褒められていた。

でも、結婚して理解した。
私はぴょんぴょん舎を「ふつう」と言える人と付き合いたい。
焼肉きんぐ一択で、それでも「コースが高い」って文句言う人はもう無理。 味覚の格差は歩み寄れない。結婚したら最後、何十年単位の我慢になってしまう。

「夜空ノムコウ」
実は彼の趣味とは少し違う。あとSMAP基本聴いていなかったし。
この曲の何が刺さったのかな?と思って歌詞を辿った。
「あれからぼくたちは 何かを信じてこれたかなぁ…」
その関係は、もう終わってるんだよね。

彼が諦めたから私も諦めた。
まあそこまでの関係だったんだな、と。
もう終わった。

ああ、書かないと分からないか。
私は彼と結婚する事にした。母親からは同意を得ていた。父親も聞いた時点では、賛成も反対もしなかった。
で、最初に家族に合わせる事になった。
顔合わせた途端、父親が一方的に嫌がらせのような発言を始めた。理由が分からなかったけど、結局彼は腹を立て、クッションを投げつけてしまった。
父親は鬼の首取ったように、 「暴力振るったな?暴力振るったな?出ていけ!今すぐだ!」ってやって、二階で待機していた弟と一緒に彼を放り出した。
それなら、と呟いて即座に私も出て行こうとしたが、弟に羽交い絞めにされた。

その後、彼は「こっち来い。」とも何も言わず、 私はそのまま職場辞める事になり、 なんか仕事でタイ行くからこのお金預かってと50万円渡され、 それで当たるとかいう予想師の競馬の予想で買っといてと言われて言われた通り買って全部なくなって、 無くなったって言ったら意外そう&不満そうにしてた。
……明らかに自分、思考力が低下している。ここら辺の記憶、霧がかかったように思い出しにくい。

お金がないから塾の講師を始めた。 彼からの連絡はほとんどなかった。

向こうも衝撃だったんだな、と今となれば分かる。 こちらもメンタルに効いていたので動けなかった。 どうすれば良いか思い付けない。 まだ直後は彼に付いて行く気力があったが、親に現金から何から全部取り上げられて移動も出来なくなっていた。

彼にしてはおかしいな、と思った。引き下がった。そして抵抗する様子がなかった。
実は、「インターネットで知り合った」という事で訝しがられないよう、父親に見せる用のサイトを密かに育てていたのを知っていた。
家族の反対の中結婚する事は出来ないと彼は思ったのかも知れない、家族に祝福されたいとも思っていたのかも知れない。
もしそれが、二度目だとしたら?

私が彼に会った時、チェーンスモーカーでウイスキーの角瓶を毎晩ストレートでほぼ1本空けていて、食事を一切摂らないでいた。 緩やかな自殺だと話していた。
でもご飯作るとかなりの量食べてくれた笑
当時はまだマイナー調味料だったのに 「バルサミコ酢?」 とか聞いてきて驚いた。

もしかして彼は「もう一回生きてみよう」と思ったんじゃないのかな?