有間ダム
ロックフィルダム
荒川水系有間川 埼玉県飯能市
訪問日 2025/1/30
宮沢溜池から飯能市街を抜け入間川を遡上、50分程走り到着です。
堤高83.5m、堤頂長260m、1986年(昭和61年)の完成。埼玉県の管理する洪水調節、不特定用水、上水道を目的とした多目的ダムです。ダム湖は『名栗湖』。東京に近いせいか、バイクや車で来られた方々を多くお見掛けしました。
このダムの特徴は、洪水吐導流部が大規模で本格的なものとしては日本初のトンネル方式で、坑口から大断面斜坑となる部分の掘削に、NATM工法を採用したことにあります(ダムカードのこだわり技術による)。詳しいことは調べて頂くとして、凄い事の様です。自由越流式の洪水吐の形状もユニーク。バスタブの様になっています。水位が低く、常用洪水吐のローラーゲートも見えました。
左岸には名栗湖見晴台があります。残念ながらここから堤体は見えませんが、旧名栗水電株式会社の水路跡を見る事が出来ます。有間ダムとは直接関係ないのですが、100年以上前に発電のための水路を建設したというのは凄い事だと思います。
天気も良く、なかなか見どころのあるロックフィルダムを満喫いたしました。
左岸から下流面を眺める
左岸脇からの下流面
左岸からの天端 自動車で通行可能(6:00~18:00)
石碑
左岸脇からの上流面
左岸から上流面を眺める
天端から下流面を見下ろす
ダム下まで管理道路はあるが立入禁止
天端からダム湖『名栗湖』を眺める
右岸から下流面を見下ろす
右岸からの天端
右岸脇からの上流面
右岸から上流面を眺める 右に見える洪水吐がスフィンクスの様だ
洪水吐 非常用洪水吐は自由越流式 常用洪水吐はローラーゲート
洪水吐を横から
名栗湖見晴台からの眺め
名栗湖見晴台にある名栗水電株式会社の水路跡説明板
選択取水設備
選択取水設備の銘板
管理所の西側にあるインクライン
説明板
案内図
管理所 ダムカードはこちらで
更に上流にインクラインがある?と思ったら、『名栗カヌー工房』でした