育パパの一喜一憂----大陸編

育児をするパパのことを育メンというらしいのですが…

限界

2013年05月08日 | ニュース
「中国では赤信号は90秒しか効果がありません。つまり赤信号で待つ限界時間は90秒で、それを越えるとぞろぞろと渡り始めてしまいます。」



報道によると、発足した「中国式道路横断調査グループ」が「信号待ちの限界時間」について調査してたそうです。

3つの交差点と5つの曲がり角に隠しカメラを設置、映像を分析して計1820人のデータを取りました。

結果?

赤信号を渡らずに待っていられる「限界時間」は70~90秒であることが判明したそうです。驚きは全員!が赤信号の間に渡り始めたこと。



ある教授は「90秒を過ぎると、赤信号の意味が失われる」と指摘しています。この時間を過ぎると車の通行量に関係なく、ほとんどの人が集団となって道路を渡り始め、車の方が彼らをよけるという事態が発生します。これは日常の光景ですね。



しかし、そんな「中国式道路横断」、つまり分かりやすく言うと「信号無視」に対して、ある都市では罰金徴収を開始しました。

信号を無視した歩行者からは10元(約160円)
自転車利用者からは20元(約320円)
面白いのは「率先して信号無視」した人だけが処罰の対象となること。 後ろについて渡った人々は、交差点を渡り終えた地点で指導を行い、違法行為を是正する方針だとの事です。

切符


そもそも中国式道路横断とは信号待ちの人が数人集まれば、赤信号も平気で無視して道路を渡ってしまう行為です。
そんな行為に、率先して渡る「リーダー」など存在するのでしょうか。


ちなみに国別の「限界時間」。ドイツ人は60秒、英国人は45秒で、いずれも中国人より短かったらしいですね。そこまで書くなら日本人も調べて欲しかった。




一定の時間で赤信号が関係なくなるというルールがある社会。やっぱり面白い!



四川大地震M7

2013年04月23日 | ニュース
20日朝に発生したマグニチュード(M)7.0の大地震がニュースをにぎわせています。



この四川省雅安地震による死者が188人に増え、負傷者が1万1460人に増加したとされています。行方不明者も数十人いてかなり深刻ですね。



付近では依然として余震が続いていて2次災害が起こらないか心配ですね。



そしてこの震災で、脅威的な逃げ足を発揮した若者も話題となっています。



この男の子、学生寮の入居者で震災発生時瞬時に仲間のノートパソコン6台、一眼レフカメラ3台、ペットのミドリガメを持ち出し、「学生寮の全財産を一手に守ってくれた」英雄として賞賛されています。しかし助かったのは偶然。次回は逃げてください。こんなのは英雄でもなんでも無いと思います。一歩間違えば「パソコンとカメラと亀を抱えて息絶える少年!」という報道になっていました。


さらに地震発生時に結婚式の準備中だったというテレビ局の記者が話題になっています。記者魂でウェディングドレス姿で実況中継?!



やらせではないかというのが大半の意見です。



理由は「結婚式当日になぜテレビ局のロゴ入りマイクを持っているのか?」。まぁ、言われてみればそうやわな。


残念。

地震の被害が最小限であることを願います。




F1中国上海GP

2013年04月22日 | ニュース
上海の路線バスは体感「F1並みの猛スピード」で走行していると言われています。今でもそうなのでしょうか。以前は乗客数がそのままバス運転手の給与に反映されるという歩合制があったらしく、それが運転手同士の競争心をあおっていたとのことです。

特にすごいのは「57?路線バス」? この路線バスは走行中何台ものタクシーを追い抜き、上海名物になりつつあるといいます。一般道を80kmで走っているとかいないとか。

ドアが閉まらないうちに走り出すのは当たり前、乗客が何度も足がふわっと浮く感じがした・・・などの恐怖体験から、「F1ドライバーが再就職先に検討しているようだ」などの噂まであるといいます。タクシーの追い抜きについても「最多で11台抜きを見た」という証言もあります。

乗客数によって給与が変動する制度は、今では危険すぎるとして廃止されましたが、そもそもそんな制度を作ればこうなることを予想できなかったのでしょうか。

しかしながら確かにこの制度を採用した背景として思い当たる原因はあります。
・まず乗客を乗せたがらないバスがいます。きちんとバス停に止まらず徐行しながら一瞬だけドアを開き、すぐに閉めながら走り去るのです。めんどくさがりにも程がある・・・。ねぇ、4?5路線の運転手さん。せめてドアがなければ飛び乗ることも可能ですが・・・  
・他にも同じ路線のバスが二台連ねて走ってくる現象、一台目にみんな乗ってしまうので、二台目は当然の事としてガラガラです。追いついちゃったのね。10分おきに一本来るはずのバスがいっぺんに来てしまうので、それを逃すとしばらーく来ないのです。少なくとも20分・・・。通勤時間帯は特に困ります。何でやん、5?A路線の運転手さん。

・・・急いでいるときはF1バスを期待してしまいます。 

でもホントいろんな運転手がいておもしろいですよ・・・。

バスも色々。最近の話題は?

 この新型。車体は25メートルと、一般的なバスよりも13メートル長く、ドアは5つ、座席は40席。立乗車も入れて300人が乗車可能だそうです。(260人を立たせる気ですね)。カーブを曲がれるよう、3つの車両を電車のように蛇腹で連結しています。意外なことにバリアフリーで車いす用エリアも完備していると言います。今まで二両連結バスはよく使っていましたが、このバスが登場したら是非乗ってみたい!






さて今度は本物のF1の話。中国GPの決勝レースが14日(日)、上海インターナショナル サーキットで行われました。



今回の注目は性能差が大きい2種類のピレリタイヤの使い方。速いが寿命が短いソフトタイヤでスタートするか、それとも安定したミディアムを最初に履くか。



優勝は3番グリッドからスタートしたフェラーリのフェルナンド・アロンソでした。ソフトタイヤでスタートしたアロンソは、スタートで2番手にポジションアップ。その後トップに立ったあとは、3ストップで、今季初優勝。



2位には、ロータスのキミ・ライコネン、3位にはポールスタートしたのに苦戦したメルセデスのルイス・ハミルトン。
レッドブルには残念な結果になりましたね。


さて、個人的には久しぶりにかっこいいと思ったF1マシンがあります。それはウィリアムズの新型FW35。



昨年モデルの進化型と言われていましたが、80%を新設計。ノーズが特徴的です。



ルノー製エンジンを搭載。



すごく好みです。





ふと思ったのですが、高校生の頃あこがれた車がウィリアムズFW14、あの車はもうすでに21代も前なんですね。FW14Bと共に「誰が乗っても勝てる」といわれ圧倒的に早いマシンだったのを覚えています。



パトリック・ヘッドとエイドリアン・ニューウェイと言えば、当時の設計者で彼らの特集雑誌を隅々まで読みつくしました。



マンセルと、パトレーゼのタッグも良かったですね。まだパワーステアリングのない時代でムキムキの筋肉マンのナイジェル・マンセルのほうが早かったような。マクラーレンMP4/6・・・思い出しただけでわくわくしてきた。


必死にプラモデルを作ったあの頃が懐かしい・・・。





KFCのピンチ

2013年04月19日 | ニュース
新聞の報道によると、ケンタッキーフライドチキンの売り上げが鳥インフルエンザの影響で打撃を受けているとkの事です。



KFC広報は「中国の鳥インフルエンザ問題で、売り上げに深刻な影響が生じている。中国市場で3月当店の売上が予想より13%下回っている」とする情報を発表したらしいです。

確かに弊社ビルに入っているケンタッキーも以前ほど込まなくなっている気がしますし、「昼食をケンタッキーに行こうと思っている」などと同僚に言うと、全員から「止めとくように」強く勧められます。



KFCは消費者向けに、「十分に加熱した鶏肉にはリスクがなく、安全に食べられる」と宣伝していくことで、この窮地を乗り切ろうとしているようですが、その宣伝をどれくらいの中国人が信じるのかは未知数です。いずれにせよ喉もと過ぎれば熱さ忘れる、の例えで言うと、極端に喉もとが短い彼らがこの問題を忘れるのもまた時間の問題だと思いますが・・・。





それにしても鳥インフルエンザ猛威を振るっていますね。北京で初めてH7N9型に感染した7歳の女児が無事に退院したといって騒がれています。



この女の子は1週間にわたる闘病で完全に回復。退院の日には治療を受けた病院で会見が開かれ、多くの記者が取材に駆け付けました。会見で女児は元気な姿を見せ、病院から賞状が贈られたそうです。



現時点で中国のH7N9型感染者は82人、死者は17人に増加しました。うち無事退院できたのはたった5人。

都市別感染者は、北京市1人。上海市31人(うち11人が死亡)。江蘇省20人(死者は3人)。浙江省25人(うち2人が死亡)安徽省3人(死者1人)河南省2人。

1昨日亮亮がちょっと高めの40度近い熱を出したのですが、papamama二人で、鳥?じゃないよね・・・。って心配しました。

先週こんなの触ったからね。





しかし、亮亮一晩で元気に回復しました。すごい回復力です。何で?
「それはね、病院に行きたくないからだよ!ぼく中国の歯医者きらいだもん!」・・・

熱がでても歯医者には行かないということを説明するのに結構時間がかかりました。こっちが熱でそう。




姓名の種類

2013年04月18日 | ニュース
これまで中国で最も多い姓は「李」だとされていましたが、中国の専門機関が行った最新の調査から、現在最も多い姓は「王」だということが判明したらしいです。



2006年に公表した調査報告「百家姓ランキング」によれば、一位は「李」だったのが、2013年に行われた調査では「王」が9500万人、「李」が9300万人、「張」は9000万人で、「王」が最も多いという結果になりました。



袁義達研究員によると、「王」「李」「張」の三姓氏は宋の時代から中国で最も多い姓だとされ、この3つの姓だけで中国の総人口の21%を占めますが、とりわけ「王」と「李」の2つの姓は数が変わらないので、時代によって順位は絶えず変動していたと説明しています。

現在の日本の人口が約1億3千万人なので王さんと李さんで日本の人口を軽く超えてしまう・・・。すごいですね。



ちなみに日本の苗字ランキングは佐藤さん31万人、続いて鈴木さん26万人、高橋さん22万人、田中さん20万人・・・と続きます。日本の佐藤さん鈴木さん高橋さん田中さんが全員中国に引っ越してもやっと100万人、王さんには遠く及びません。

そんなこんなでここ中国は同姓同名があふれんばかりに存在してとてもややこしい国です。私の中国名同姓同名さんももちろん存在します。・・・あんまりパッとしないひとでした・・・(名は体を表す?)微妙です。名前は恥ずかしいくらいかっこいいのですが・・・おかしい・・・・


フルネームのランクングもあります。「張偉(ジャン・ウェイ)」「王偉(ワン・ウェイ)」「劉洋(リウ・ヤン)」「王磊(ワン・レイ)」「王敏(ワン・ミン)」「張磊(ジャン・レイ)」「王静(ワン・ジン)」「李静(リー・ジン)」「王秀英(ワン・シウイン)」「陳潔(チェン・ジエ)」「張敏(ジャン・ミン)」「張偉(ジャン・ウェイ)」「張燕(ジャン・イエン)」「王秀英(ワン・シウイン)」「張秀英(ジャン・シウイン)」「張磊(ジャン・レイ)」「陳燕(チェン・イエン)」「張傑(ジャン・ジエ)」などは数万、数十万人いるといわれていて、もしかして佐藤さんと同じくらいいるのかもしれません。

改めて中国のスケールの大きさと、ややこしさを実感します。


死んだ?


いえいえ、すでに完全に慣れたようで、亮亮の手の上でゴロンとリラックス。昨日までは相当抵抗していた様に思えましたが、脱力系のうさぎ君でした。

コロコロとあちこちでウンチをするので,mamaはちょっと

元気にぴょんぴょんと飛び回っています。

誰か、うさぎのトイレのしつけ方、教えてください。



立ち退き問題

2013年04月17日 | ニュース
中国では宅地開発がどこでも盛んで、開発区域に指定されると有無も言わせず立ち退きをせまられます。立ち退きを拒否したらどうなるのでしょうか? 

こんな目にあいます。



ぽつんとたたずんでいるのは立ち退き拒否をした家。完全に嫌がらせ、見せ物です。周りはすでに開発が進み、更地となっていますし、どこに行こうにも360度工事現場ですから大変ですね。



立ち退き料についてなど、意見がまとまらず水道や電気などライフラインを破壊されたり強硬な手段がとられる場合も多いらしく、開発計画に抵抗することはかなり難しいことですね。家の周りが数メートル掘られているので見晴らしはいいでしょうけど、危なくて仕方がありません。



亮亮君が一生懸命ちゃっピーのおうちを作っています。



うーん、ちょっと味気ないなぁ。



屋根がいるかなぁ。



チャっピーは、いい迷惑?・・・はてさて? でもやさしく一生懸命にお世話しています。糞の始末や餌やり、よしよしもうまくなってきました。 

上手に可愛がれるようになって欲しい。小動物から愛情の示し方を学ぶいいチャンスです。




H7N9

2013年04月09日 | ニュース
朝から土砂降りの雨でしたが、今はカラッとあがっています。中国はどこもかしこもホントに水はけが悪く、ちょっとした雨でもすぐに水浸しになります。「排水技術」の進歩を願います。




さて最近、こちらでは鳥インフルエンザH7N9が大問題になっています。しばらく前に流行ったサーズ以来の脅威だとする声も高く、敏感になっているようです。



現在のところすでに16名が感染、うち6名が死亡していますが、原因が特定されておらず色々な憶測が飛び交っています。

上海では4月5日以降、市場を閉鎖して生きた鳥を扱うことを禁止する措置がとられています。



さらに深刻なのは医療の制度です。感染者は破産の苦境に立たされることになります。

ある女性患者は入院以来、10万元(約150万円)の貯蓄をすべて治療費にあてたがそれでも足りず、現在は義援金に頼っているといいます。現時点で2万元(約30万円)の治療費が未払いで、患者の夫は家を売って治療費にあてることになると嘆いています。


何かにつけ大きな騒ぎとなる中国ですが、この病気が早く収まるといいですね。



鳥の気持ち:「・・・」




ベッカムの事

2013年03月29日 | ニュース
最近、バスに乗っていても、電車に乗っていても頻繁に見かけるのはサッカーのデビッド・ベッカムです。



いったい何をしているんだろう。またどっかの企業が無許可で有名人の映像をCMに使っているのだろうか?
なんて考えていましたが、そうでもないらしいです。

彼の役職は「中国サッカー世界イメージ大使」



彼の任務は「八百長問題で傷ついた中国サッカーのイメージ回復」そして「中国青少年へのサッカー普及」、「中国スーパーリーグの発展」だそうです。

テレビでは「13億の人口を擁する中国の若者たちが世界ナンバーワンスポーツであるサッカーをもっと愛するようになってほしい」みたいなことを熱く語るベッカムをよく見かけるのです。

記者会見では「中国での活動は個人のビジネスのためではないか」などという質問があったそうです。世界中どこにでもビジネスのために繰り出す中国の人らしい考え方です。しかし、いやらしい質問ですね。そらそうやろ。ビジネスのないところにビジネスマンが来るはずがないのですから・・・

しかしイギリス紳士らしく「私と中国のサポーターには深いつながりがある。彼らが愛してくれたことが私を感動させた」と答えました。

また、「八百長のイメージが強い中国サッカーと関わることで名誉を失う可能性はないか」との質問にはきっぱり「影響はない」と答えています。


子供?ペット?

2013年03月27日 | ニュース
とある教授が「ペットとしての子供」と題した記事を掲載しました。



こんなカッコで公園を散歩したり、買い物に行ったりするのをよく見かけます



中国では一人っ子政策の影響で子供を過度にかわいがり、親が子供のために何でもしたり、親が子離れできない状況が見られるといいます。 子供を過度に溺愛する傾向が強まっていて、子供をいつまでも自分の手元に置き、子供のためならば就職先を世話してやったり、結婚相手を見つけたり、家まで購入するのは当たりです



このような親たちにとって、子離れは最大の苦しみで、もし成長した子供が両親から離れようとすれば、彼らは泣きわめき、子供を親不孝者と厳しく責めます。「孔子曰く『父母在、不遠遊』(子曰く、父母がいるなら遠くへ行ってしたいことをしたりはしない)」と言って子供を縛り付けることまでしようとするそうです。本当なら、明らかに意味を取り違えていますね。

子供を心のよりどころとする親にとって、“子育て”というものはある意味合いでは“ペットを飼う”ことと同義化してしまっているといいます。親が子に安らぎを求める・・・。親が大事にしているのは、いま目の前の、自分の安らぎでしかないと懸念しているようです。

葉っぱとひょうたんをデザインした斬新な髪型、



周りから見ている分には、可愛いのですが・・・
完全にペットです。





地下鉄は自転車乗り入れ可能です。駅のホームを自転車で走るツワモノもいます。


トイレはいつも綺麗にいたしましょう。

らいいえつんつん、ちゅーいぇちょんちょん」実際声に出して読んでみると可愛い標語ですね。
(お気に入りの中華店トイレにて)




上海豚漂流記

2013年03月20日 | ニュース
「自己中心主義」自分の利益ばかりを考えて災いや困難を他人に押しつけること。 この人間が持つ生来の傾向は,毎日の生活におけるストレス,学校や職場での競い合う雰囲気,生計を立てる苦労などによって,いっそう強くなりますね。悲しいことです。



上海市を流れる黄浦江の上流に、3月13日以降ここ数日間で数千頭ものブタの死骸が漂着しました。川上で投棄されたものでしょうが、これこそ「嫌なものは他人に押しつける」という中国のサバイバル方式だといわれています。今年の1月から2月の間に1万8000頭あまりのブタが死亡したそうで、その一部が流れ着いたことを示す数多くの証拠があるにもかかわらず、川上の村長はこれを否定し続けています。



「自分さえ良ければ、他人はどうなってもかまわない」。これは中国人に限らず世界中に見られる特徴、いわゆる「しるし」ですが、ここまでやるとさすがに被害が大きすぎます。

「私が他人を害し、他人が私を害する」。報道によるとこれが中国における生産スタイルの特徴らしいです。危険な食品が生産されることに中国人は強い怒りを抱いていますが、その人も生産者の側に回ると同じことをするというわけです。自分だったらそうする。だからあの人もしているだろう。・・・これでは安全に対する不信感はなくなることはありません。

入国管理局によると、海外に移住する年間1万人を超える人々の移住理由は「子供の健康的な成長のため」「とにかく健康のため」の2つです。汚染粉ミルクに始まり、コネが必要な教育業界など、社会環境が子供の健康的な成長にふさわしくないと考えるのです。また基本的に空気や水、土地の汚染は深刻で安全ではない。人間の基本的な生存要素がすべて破壊されていると感じるようですね。



もし日本の大淀川河口に豚の死骸が6000頭流れ着いたらどういうさわぎになるでしょうね。

自己中心的な世にあってその反対の事をするのは安易なことではありません。不完全な人間として,わたしたちには,自分のしたいようにする欲望と,誰か大事な人を喜ばせたいという真摯な願いとの間に絶えず闘いがあります。しかしこれは,勝てない戦いではありませんね。自分の行いを見ていてくれる人がいると言う安心感、良いことをすれば必ず評価してもらえると言う期待感。

ぜひそういう心があふれる世界を見てみたいものです。

華南トラ事件

2013年03月18日 | ニュース
中国では有名な話なのですが、5,6年前に華南トラ写真の偽造疑惑騒動と言うのがあったらしいです。

中国人男性の周さんが絶滅したと思われていた野生の華南トラの写真撮影に成功したと発表して、賞金2万元(約30万円)を授与したことがことのきっかけ。その後写真を公開したところ、写真公開当初からネット上で「ニセモノ」の疑惑が炎上しました。



その後、林業庁が会見を開き「ニセモノ」疑惑を完全否定しますが、植物学の専門家が「周囲の植生から見て写真はニセモノ」と指摘、それに対し、今度は周さんがインタビューに応じ「もし写真がニセモノならその場で首を切り落としてもいい!」と本物であることを主張、泥試合の様相を呈してきました。

どっちでもいいが・・・


さらに、今度は国家林業局が専門家チームによる現地調査を決定したことで、問題が国家レベルへ拡大。

それを米誌「Science」が「華南トラの写真」を紹介てしまったことで、問題が中国国内から世界へ飛び火!

中国撮影家協会デジタル画像鑑定センターが専門家を招聘して写真を鑑定。全員一致で「ニセモノ」と判定

国家林業局の調査チームが多数の華南トラの足跡やトラの赤ちゃんと「思われる骨」?を発見したと発表。



しかしその後、林野庁が「華南トラ発見」に関する謝罪文を公開。問題の写真について詳しい鑑定や分析、物理的証拠の確保を怠って軽率に「発見」の記者会見を開いたと認めました。

認めたうえで林業庁は問題写真の真贋について、国家公安部物証鑑定センターと国家司法部鑑定センターに鑑定を依頼したものの「税金の無駄遣い」との理由で拒否され、世界?を騒がせた騒動は終わったかに思えましたが、

周さんはまだ悪あがき、「新写真を公開して真実を明らかにする」と強気発言を述べつつ、金銭目的の詐欺罪にあたるとして刑務所に服役することになったと言います。




その騒動のさなかまたもや野生動物の捏造写真が発覚しました。ある写真展で銅賞に輝いた「チベットカモシカ」。

これがその作品です。


この写真は青蔵鉄道を通過する列車とチベットカモシカの群れがちょうど交差するという、珍しい“決定的瞬間”をフィルムに収めたもの。

その後「チベットカモシカの写真は合成」と書き込まれたスレッドにあっという間に12万件以上のアクセスが集中し、コメント数も1500を超え、第2の「華南トラ」事件の勃発か?と大騒ぎになりました。

「写真の下の部分に不自然な線が見える」
「臆病な習性にも関わらず、列車通過時の騒音の中、群れが整然と前進している」
「違う時期に撮影したと紹介する別の写真の“石”が、なぜか全く同じ」

この写真の撮影者である劉さんはすでに、写真が「合成である」ということを認めているといいますから、こっちは潔いです。そしたら今度は写真展の選考委員の専門家たちにたいして、「なぜ見破れなかったのか?」とそっちが騒ぎになりました。



ちなみに中国でも四文字熟語の流行語大賞「故事成語」があるのですが、2008年の流行語大賞を取ったのは

「正龍拍虎」…正龍がトラを撮る(正龍は周さんの名前)

■意味:個人や集団がある利益のために捏造を行い、それがばれること。それによって、社会的信用を失うこと。






(メンツと)コネ

2013年03月14日 | ニュース
「中国人のコネ」

最強のコネ社会と言われる中国では昔から賄賂が多いらしいですね。

「中国式コネクション」というほんの作者に言わせると、コネは中国に限った特徴ではなく、欧米にももちろん存在しているが、中国では浸透の度合いが違うそうです。

偏った考え方にも思えますが、「誰もがコネを使えばそれはそれで新たな“平等”となる」と説明しています。

高級な紅包(ホンバオ)中国のお年玉です。賄賂にも使われる・・・



筆者は「たった1回の賄賂を拒絶することはできるかもしれないが、100回、1000回と続けば、それを拒絶することはできない」と語っています。
いやいやいやいや・・・受け取るからそんなに続くのでしょう・・・


ここで商魂たくましい人が考え出した新商品!!が「コネ」と「人脈」。

「コネット」(コネ・ネット)なるものが存在し、これらを売り買いしていると言います。


例えば「公務員になれるコネ」は8万元(約120万円)。

(コネット使用方法)
まず自分がどんな「コネ」を持っているか、いくらで売るか?などを登録。
さらにどんな「コネ」が欲しいか、いくらで買うか?も登録する。
あとは、取引が成立するのをゆっくりと待つ。
自分のコネと相手のコネとを交換する「コネコネ交換」?も可能だそうです。


さて、papaはどんなコネが欲しいか考えて見ます。


「子供を幼稚園に入れるためのコネ」・・・
(近所はどこも定員が一杯で明明は結局行けなかった)

このコネ、幾らかな?興味だけはあります。



サイト運営業者は「入りたい会社」を言ってもらえれば「大体はコネが効く」と豪語します。さらに、「部署名」「キーパーソンの名前と肩書き」を言ってくれれば手っ取り早いですよ、と話していたという。

めちゃくちゃです。



「ゆりかごから墓場まで」とは北欧の国の、社会保障制度の充実を形容する言葉ですが、中国では出産から入学、就職、葬式まで、賄賂がついて回るというまさに「ゆりかごから墓場まで」なのです。

しかし、コネコネ交換・・・・すごい世の中ですね。




81.2

メンツ(とコネ)

2013年03月13日 | ニュース
「中国人のメンツ」これまでも、このテーマで色々な記事を書きましたが、彼らの自尊心そのものですから扱い方に注意が必要です。

ある人が言うには「メンツは銀行口座のようなもので、残高を減らすこともできれば節約することもでき、それに投資することもできる」とのこと。



例えば、商談や会議をしていて「自分は間違った発言をした」「ばかばかしい発言をした」など発言者が感じたなら、それは発言者ではなく、周囲がその人のメンツを損ねたとされます。もし相手の発言に創造性や戦略性がなかったとしても、メンツを立てるためにそこに「何か評価できるもの」を発見しなければなりません。商談が終わって、相手が自分の意見が見下げられたなどと感じることがあれば、契約解除、破談などを覚悟しなければならないのです。これは日本人が本来もっている特徴でもあるので、日本人的な日本人は上手くやっていけると思います。もしかして日系企業が中国に根を下ろせたのはこのためかとも思います。

私も企業を訪問することが多いためこの点には注意しています。しかし最近は中国人化した日本人にもこの傾向があるようです。さらにやりにくい・・・。


外資系企業のCEOたちは口をそろえて、「中国ではメンツを立たせることをマスターしたなら、他のことを心配する必要はない」と言います。欧米人が中国人と商談する場合、メンツがすべての鍵を握る、ということになります。

ほかに大切な心配すべきことがあると思いますので、CEOたちの極端な話だと思いますが、ここで生活するに当たりいつも気がけておかなければなりません。

そう、悲しいかなここでは外国人なのです。



日本人と、フィリピン人と、ベトナム人からメンツをつぶされる経験をしたのでしょうか。この店に「来るな!」と書かれています。   しかし最後に「犬」・・・

犬につぶされたメンツって・・・



あるいは単に嫌いなだけ?



「中国人のコネ」編に続く


81.0

家庭内暴力

2013年03月12日 | ニュース
最近、インターネットで「奥さんに暴力を振るう地域ランキング」が投稿され、大きな話題となっています。



「奥さんに暴力を振るう地域ランキング」は以下の通り。
1山東省(時間が空いた時)
2東北省(酒の後)
3湖南省(晩御飯の後)
4陜西省(朝)
5山西省(午後)
6四川省(麻雀で負けた時)
7河南省(仕事がない時)
8貴州省(肉が食べられない時)
9広東省(イライラする時)
10湖北省(外で人に殴られた時)

山東省のあるユーザーは「あり得ない。時間が空いたら暴力を振るうなんて。山東省の男はウルトラマンじゃあるまいし」と反発。

貴州省のあるユーザーも「貴州の人を侮辱するな、経済発展は遅れているけど、食べる肉がないからと言って暴力を振るうわけがないでしょう」とコメント。

反面、「山東省すごいぞ」「これから晩御飯なしにする」「旦那さんに暴力振るうランキングもありね」などのコメントもあったようです。

家庭内の暴力は北方の人に多く見られるらしいですけど、それは傾向に過ぎませんからやはり全国的にあるんでしょうね。



81.0

粉ミルクの事・・・

2013年03月11日 | ニュース
中国の父母による粉ミルクの買い占めが結構な問題になっています。



今年3月1日より、香港政府は粉ミルクの持ち出し(主に中国への持込)を「16歳以上の1人につき2缶(1.8kg)まで」と制限しました。違反者には罰金50万元(約770万円)と2年の禁固刑が科せられることに!これはもちろん、中国本土の人々を対象にした規定です。ニュージーランドでも、ドイツでも、アメリカでも、オーストラリアでも、もちろん日本でも、所かまわず大量に買いまくるので、香港のイミグレから中国に入国する人たちの中には大きな荷物を引きずっている人が目に付きます。



深刻なのはマカオも同じで、中国本土からの買い占めで深刻な粉ミルク不足に陥っていたマカオのママたちを救うための措置として、居住資格を持つマカオ住民に優先的に粉ミルクを販売すると発表したそうです。

ミルクを運ぶための?カートが売られています。商魂たくましい人たちです。


統計によると中国では毎年1780万人の赤ちゃんが生まれます。若い親たちが今後も外国産の粉ミルクを求め続けるようなら、とうぜん中国人を対象にした販売制限、持ち込み制限はさらに強まる可能性が高いですね。根本的な原因は、中国産粉ミルクに対する国民の根強い不信感にあるのでそこをなんとかしないと、この状況はなくならないでしょう。しかし国産粉ミルクの信用を取り戻すことなどできるのでしょうか。

シンセンのイミグレ。週末はすごい人です。


買占め密輸行為のターゲットは、粉ミルクだけではありません。家電製品からシャンプー、化粧品などさまざま・・・。中国本土で人気のヤクルトまでも買い占めていくといいます。「水貨客」の襲来?により、香港市民が買い物に出かけても売り切れているということもしばしばあるそうで、どんだけ買うのかと言う感じがしますが、地元民にすれば死活問題です。先月には本土・香港の境界付近で「中国人は出て行け」「俺たちにヤクルトを返せ」をスローガンにデモが起きる騒ぎとなったとの報道もありました。そらそうなりますわな。しかし「ヤクルトを返せ!」なんちゅうスローガン・・・。冷蔵庫に入れていたヤクルトを弟に飲まれたお兄ちゃんみたい・・・。



さらに香港では中国本土の妊婦による越境出産も大きな社会問題になっています。この出産で生まれた子供には中国本土国籍が与えられません。このため就学年齢になると香港へ戻り、香港の小学校に入学する子供が増えるという現象が起きます。中国本土に隣接する北区の小学校では今年、定員の1.5倍の児童が入学を希望して入学申し込み当日は多くの保護者が朝早くから並び、その列は最長で300mにもなったとのこと。こうした現象は北区だけでなく、香港全体に広がっていて、「粉ミルクやヤクルトだけでなく小学校まで奪っていく」と中国本土人を非難する声が香港市民のあいだで渦巻いています。



「粉ミルク問題」、外国の高いミルクが買える富裕層の人たちが巻き起こしている問題です。