育パパの一喜一憂----大陸編

育児をするパパのことを育メンというらしいのですが…

喜羊羊と灰太狼

2013年05月23日 | 日記
ショッキングなニュースがありました。中国の8歳と5歳の男の子が、同じ村に住む9歳の男の子を木に縛りつけて火をつけ、ひどいやけどを負わせたという事件が起こりました。

実はその原因が中国の大人気アニメ「喜羊羊(シーヤンヤン)と灰太狼(ホイタイラン)」の影響だといいます。子供たちは狼が羊を焼くシーンを真似してこのようなことをしたと語っているといい、問題視する声が上がっています。



このアニメのあらすじ:
羊暦3010年、羊群の先祖が、狼群から家族を守るため「青青草原」に一つの村を建立。
羊歴3509年、羊群のリーダーが慢羊羊(マンヤンヤン)へと交代。
その後、狼族の灰太狼と紅太狼(ホンタイラン)が、羊を食べるために青青草原へ。
それ以来、羊と狼の戦いが数百年にわたり繰り広げられている。

主人公は喜羊羊(シーヤンヤン)

好奇心旺盛で正義感が強いオスの羊。狼群の灰太狼をいつもやっつけている。羊群の中で逃げ足がとても速い。いつも懒羊羊を助けている。

美羊羊(メイヤンヤン)
可憐で、喜羊羊が大好き。

慢羊羊(マンヤンヤン)
「青青草原」の村長。

沸羊羊(フェイヤンヤン)
ワイルドな羊。いつも気合が入っている。美羊羊が大好き。

懒羊羊(ランヤンヤン)
怠け者。授業中に居眠りをする。泣き虫。

暖羊羊(ヌアンヤンヤン)
とてもやさしい女の子。大きい体と力を持つ。



灰太狼(ホゥイタイラン)
狼の王。喜羊羊たちを捕まえて鍋料理にしようと計画している。物語の最後には必ず「必ず戻ってくるからな!」と叫んでやられる。

紅太狼(ホンタイラン)
灰太狼の妻。フライパンで灰太狼を叩く。

小灰灰(シァオホゥイホゥイ)
灰太狼と红太狼の子ども。羊と友達。




今回問題点とされているのは、きたない言葉、気持ち悪い言葉、いつも村長をからかい老人を敬わない態度、羊を煮たり焼いたり暴力行為が頻繁にある、何かというとフライパンを振り回して人を殴る・・・。


また、話のストーリーに目新しさが全くないのも問題です。『喜羊羊と灰太狼』また『熊出没』(これも結構人気のアニメ)のように、何百話あっても物語はすべてほとんど同じなので、考えことがありません。




やはり子供に見せるものを親がよく監督するのは大切ですね。
今年の4月には、アニメを真似した5才の女の子が雨傘を持ったまま6階から飛び降り重傷を負うという事故もありました。また4才の男の子がウルトラマンにあこがれて8階から飛び降りたというニュースは3年前のものです。こちらも奇跡的に命に別状はなかったようですから、本当にウルトラマンになれたのかもしれません。


以前に読んだあるコラムの中でアンケートに答えた教師の一人は,「児童たちは流血シーンがなければ必ずしも暴力的とは思わないようだ」と述べていました。そのコラムである報告書は,「子どもが見る映画やテレビ番組に関するおもな責任」は各家庭にあるとし,結びに人を考えさせる次のような質問を投げかけています。「われわれ大人は,メディアの有害な影響から子どもたちを守る意志,力,手段を持っているだろうか」。

親に求められる意思と力と手段。考えさせられます。





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