増田明美著 「カゼヲキル 3 疾走」が7月31日に上梓されました。
これで三部作が完成です。
第一巻では、テニスから陸上に転向した山根美岬が、県大会で有力コーチに素質を見いだされるところから始まりました。
第二巻では合宿所での高校生としての活動が主体となりました。
そしてこの第三巻では、千葉県を代表して都大路を走る第二区走者としての美岬の走る様子から始まります。
第一走者の青井恭子は血まみれになって中継所に這って9位で辿り着きました。
この辺でも、個人走と駅伝の違いを表現しようとしています。
ジェーンの外国人問題も深入りはしていません。
2年3年と美岬はインターハイにエントリーしません。
日本選手権に出場するためです。そして卒業後は・・・。
帯にも記載されていますが、経験者ならではの表現があちこちにちりばめられています。
このシリーズでは、「マラソン選手は10年スパンで育てる必要がある」と言っているようです。
準備期間のトレーニングメニューや駆け引きの部分を読んでいると、
どこかの大会一本に絞った小説なら、よりよいものがかけたのではないか
という気がしました。
解説の増田氏はいつもよく取材していると感心していますが、
その辺の様子を「牧田明子」というレポーターの姿を借りて教えてくれます。
改めて3冊を読み返したところの評価は、星三つ半といったところでしょうか。
これで三部作が完成です。
第一巻では、テニスから陸上に転向した山根美岬が、県大会で有力コーチに素質を見いだされるところから始まりました。
第二巻では合宿所での高校生としての活動が主体となりました。
そしてこの第三巻では、千葉県を代表して都大路を走る第二区走者としての美岬の走る様子から始まります。
第一走者の青井恭子は血まみれになって中継所に這って9位で辿り着きました。
この辺でも、個人走と駅伝の違いを表現しようとしています。
ジェーンの外国人問題も深入りはしていません。
2年3年と美岬はインターハイにエントリーしません。
日本選手権に出場するためです。そして卒業後は・・・。
帯にも記載されていますが、経験者ならではの表現があちこちにちりばめられています。
このシリーズでは、「マラソン選手は10年スパンで育てる必要がある」と言っているようです。
準備期間のトレーニングメニューや駆け引きの部分を読んでいると、
どこかの大会一本に絞った小説なら、よりよいものがかけたのではないか
という気がしました。
解説の増田氏はいつもよく取材していると感心していますが、
その辺の様子を「牧田明子」というレポーターの姿を借りて教えてくれます。
改めて3冊を読み返したところの評価は、星三つ半といったところでしょうか。
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