「肩が凝って・・・」と訴える人の中には「押されてるのもわからないぐらいだから、もっと押してくれ」と言う人がいます。
大抵は筋肉もあまり無く、よくマッサージを受けに整骨院に行ってるって人が多いです。
「肩こり」というのは簡単にいえば「うっ血状態」と言って良いでしょう。
筋肉の疲労から筋肉が硬くなり、老廃物が流れなくなった状態です。
血液が流れなくなると縮んだ筋肉は緩まなくなり、余計に血液が流れなくなるという悪循環を繰り返します。
どんな人であっても、筋肉を使えば疲れがたまり肩が凝るのは当たり前。
筋肉を使っても肩が凝らないようにしてくれって言うのは、永遠に全速力で走れるようにしてくれって言ってるのと同じですからそれは不可能。
正常な人なら、肩が凝っても休めば治るのが普通です。
では、どうしてそれが治らないのか?
原因は様々で、姿勢であったり運動不足であったり。
なんらかが原因で血液が止まってしまっているんでしょう。
それを治すために必死になって筋肉を力で揉みほぐし、痛いのを我慢してリンパを流してとやったりするわけですが、それは逆効果にしかなりません。
オステオパシーでは、「うっ血」というのは「血液の流れが悪い」のではなく「血液の戻りが悪い」と考えます。
詰まったホースに無理やり水を流しても流れないのと同じで、それを繰り返すことでホースが敗れてしまいます。
水は常に流れようとしてますから、先ずは水が流れる環境を作ってあげ、原因を取り除く作業をすればいいわけです。
どこで詰まっているかは術者の考え方次第ですが、ちゃんとやれば患部に破壊的な力を加えなくても凝りは解消されます。
強い刺激を筋肉に与えると、交感神経神経を過剰に刺激し、逆に筋肉を硬くし更に血管も収縮してしまいます。
更に刺激を与え続けると、神経が疲労し反応しなくなり筋肉が緩むわけですが、これを「治った」と勘違いしてるんです。
「神経が反応しない」というのはとても怖いことで、正常な情報が脳に伝わらずに脳は正しい判断が出来なくなります。
また、その神経は筋肉だけでなく内臓などの情報も脳に伝えてますから、結果として肩こりが余計にひどくなるだけでなく、「風邪をひきやすくなった」などの免疫低下、「疲れやすくなった」などの内臓異常、更には過剰刺激によるドーパミン過剰分泌からくる「鬱」などになる危険性が増えます。
昔から「マッサージは擦るぐらいが丁度いい」って言われますから、これは業界の常識ですし、ガンガン押しまくって患者さんの体を破壊している先生の本心も「本当は弱いほうがいいんですよ」って言ってますよ。
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