本当にちょっとした日記

身の周りにあった何気ない出来事を、ただ書いていこうかと思います。

冷え性用靴下

2012-02-28 12:46:36 | オステオパシー
つま先が冷えるという娘のために、妻が冷え性用の靴下を買いました。
つま先だけのやつで、その上から靴下を履くことで、つま先が暖かく感じるというやつです。
トウガラシ成分を染みこませた糸で編んであり、おまけに顔までついています。

この冷え性用靴下、5~6年前に私も同じ物を考えていて、当時靴下屋さんをやっていた、
米国式手技プロポーションクリニック社長の
田中さんに話をして共同開発として売りだそうと考えていました。

私は「冷え性の人は靴下を脱げ!」という考えです。
体は本来、ホメオスタシスという機能を持っているため、冷えれば血液を送り込み、
そこを温めるということが自然に起きるようになっています。
しかし、過保護になりすぎるとその機能は必要ないと判断され温める機能が低下してしまいます。
それが冷え性と考えました。

冷え性を治すには全体を温めるのではなく、足のごく一部、つまりつま先のみを温めるようにすれば
温めているところと冷えているところの温度差を脳が感知して、血液の循環を良くしようと体が動き
出すんじゃないかと考えました。

そう考えた私は、早速試作品づくりにとりかかりました。

靴下を足首から上を切って履いてみたらまだ暖かく感じます。

今度は踵を繰り抜いてみました。
それを履いたら、妙に踵が寒く感じます。

最終的に、つま先だけを残して切り取ってしばらく履いてみたところ、つま先の暖かさが際立って、
なかなかいい感じです。

早速、冷え性という患者さんに試してもらったところ、「寒すぎて寝れない」と言われてしまいました。

我慢して履き続ければ冷え書も改善するんじゃないかと思いますが、「履く気にならない」という
治療以前の理由で却下されたのと、特許を取る手続きがものすごく面倒で、結局、田中社長に話をする前に
諦めました。

それから5年。
まさか誰かが製品化するとは。
でも私の考えた「治療器具」としてではなく、「余分に温める」という目的だったら受け入れられるんですね。
治すことばかり考えて、そこまでは考えませんでした。
やっぱり厳しくするより甘やかしたほうが一般受けするってことですね。

田中社長、一緒に何か考えませんか?

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (蘇化子)
2012-02-28 23:17:51
タイガーさん、お疲れ様です。
今度、飲みに行ったらお年玉下さい。
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蘇化子先生へ (タイガ~より)
2012-02-28 16:18:40
ドラゴンに教えられてブログを拝見しました!

また久々飲みに行きましょう(^^)v
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