本当にちょっとした日記

身の周りにあった何気ない出来事を、ただ書いていこうかと思います。

お金の使い方

2009-07-13 17:14:03 | オステオパシー
今日、知人からメールが来ました。
知り合いの柔道整復師が2年前に開業し、成功してマンションを買ったとのこと。
しかしその柔道整復師は治療意欲をなくし、何の目的も無く、ただ生活するためだけに治療をしていると言っていたそうです。
たった2年間で、あまりの変わりようにびっくりしたと書いてありました。

保険診療はやりようによっては何千万もの収入を得る事が可能です。
たった2年でマンションも買えるぐらいですから。
しかしそのお金を自分の欲を満たすためだけに使っていると、結局は目的を見失ってしまう事になります。
保険からお金を支給してもらい、ただ欲しい物を買って欲を満たすだけの人生なら死んだ方がいいでしょう。

もともとのお金は患者さんの物。
儲けたお金は患者さんにも還元するべきです。
治療という形で。

儲けたら治療意欲が無くなったということは、その人は最初から治療をしたかったのではなく、儲けたかったからだと思います。治療はその手段であり、儲かるなら何でも良かったんじゃないでしょうか。
治療がしたければ、お金が入ってくればいろんな勉強をするはずです。

私は今まで、何人もの柔道整復師にオステオパシーを教えてきましたが、適当にやっていても生活出来るせいか、本当に真剣味がありません。

先日も知り合いから、「顔の歪みと浮腫みの取り方を教えてくれ」と言われました。
その人はリラクセーションをやっている人でしたが、ちょっとでもお客さんの満足度を上げようと考えているようで、快く引き受けました。
その場には針灸師も柔道整復師もいあわせたので、いつも教えてくれと言われても忙しくてなかなか教える事が出来ないですから、少しでも普段の治療の役に立つように彼らにも教えようと思っていました。

仕事終了後、夜8時ぐらいから教え始めると、柔道整復師は自分には関係ないとばかりにとっとと帰ってしまいました。
リラクセーションやエステ、リンパマッサージは自分には関係ないとでも思ったのでしょうか。
私が教える内容は、オステオパシー以外にはありません。
顔の歪みの原因はいろいろとありますが、頚の歪みと顎の歪みをとることで比較的治ったりします。
それを治すという事は、肩こりや顎関節症、むち打ち、手の痺れ、頸椎ヘルニアなどにも十分応用できるものです。
リンパマッサージも、オステオパシーの軟部組織テクニック。
眼精疲労、高血圧、仮性近視などにも使えます。

ものごとの一面しか見ずに自分で判断し、これは必要ないとか役に立たないと考えるなら愚かな事です。
体に役に立つ事なら何でも勉強しようという意識がないなら、前述の柔道整復師と同じで、もう治療はやめた方がいいです。

術者は患者が治って初めて存在が許されます。
もし治そうという意識がなければ、保険診療をしている人はただの寄生虫です。
その意識を持って、成功したらなおさら患者さんの事を考えないといけません。
本当に資格に甘えた人が多いです。




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2 コメント

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Unknown (山下)
2009-07-14 06:38:18
 リンパマッサージはそれ以外にも打撲、捻挫、肉離れの痛みにもかなり効果がありますね。
 それこそ我々より接骨院の仕事なんですがねぇ。

 ところでリンパマッサージをやる時、マッサージオイルとか使います?
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Unknown (山浦)
2009-07-14 10:06:33
面倒なので使わないですね。
NMT(神経筋テクニック)では、オイルの使用を勧めていますが、私が習ったのはタオルやガーゼの上から間接的にやるやり方でした。
リンパを絞るよりも、さっと流すってかんじですね。
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