吾唯足知｜奈良 王寺の整体 やまうらオステオパシー｜産後整体 こども整体

京都の龍安寺にある、つくばいに彫られた有名な文字。

中央の丸を口に見立てて「吾唯足るを知る」と読むらしいですが、最初にこれを見た時はものすごい衝撃を受けました。

大喜利的に「うまい！」と思うと同時に、「何が幸せか？」の答えが分かったからです。

 

一般的には「欲を捨てろ」みたいな意味合いにとられるようですが、そんな単純なものではないと思います。

仏教では五欲として、「財欲・色欲・飲食欲・名誉欲・睡眠欲」をあげており、これは絶対に無くならないものとされています。

創始者が無くならないと言ってるのに「欲を抑える」ことに救いを求めるのは辻褄があわない。

となると何か？

昨日、四天王寺でも話が出ましたが、丸は宇宙を表し、四角は世界やそれに囚われた心を表します。
それを利用して人為的に「吾唯足知」の文字を刻みこむことで天地人の境地を表していると思います。

単純に「欲に振り回されるな」「身の程を知れ」「叶わない夢を見るな」などの否定的な考えではなく、そんな心に囚われている自分を見つめなおすことで、「欲にまみれた身であっても、今現在の自分が十分に幸せであることに気付きなさい」 という意味じゃないかと思います。

そういう気持ちで生活することが向上心につながり、生活レベルや精神レベルが上がったら、またその時にあった幸せを感じるようになるんだと思います。

 

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