今日は幟が出ている!
恐る恐る暖簾をくぐる(笑)
控えめに「こんにちは~…」
マスター、特に反応なし(あれッ?)
マスターの娘さん「あら、久しぶり」
女将さん「あら、めずらしい」
久しぶりに来ましたよ、と挨拶。
記憶に残るものと皆さん、顔が変わっていない?
何しろ約4年ぶりなので、メニューが変わったか確認する。
「ほとんど変わってないよ」
来ない間にとんかつよりも豚汁の夢を何度か見ていたので、豚汁と何を注文しようかお品書きと暫しにらめっこ。
復帰最初の注文は、かつ重と豚汁。
かつ重は、このお店のメニューの中では安いほうだが、寒い日には温まる品で以前もよく注文していた。
11時になってすぐの時間帯だからか、まだお客さんは少なめ。
わりとすぐに運ばれてきた。
「いただきます✨😌✨」と声に出し、まずは待望の豚汁をひと口。
次いで熱々のかつ重を口にする。
味、変わってなくて良かった~
しばらくしてマスターが「何年ぶりや?」と声を掛けてきた。
「4年ぶりくらいです」と言うと、「そんなにか」
飲食店…接客の仕事をしているからか、4年程度ではそう顔が変わったりはしないようだ。
昔来ていたときと同じく、テレビに近いカウンター席に着き、ニュースを横目に箸を進める。
震災からちょうど1ヶ月ということもあり、当然のように能登のニュースだ。
他人事だが、気の毒で仕方ない。
ひと息ついて、月曜日の臨時休業についてマスターに聞いてみたところ、
冠婚葬祭(に呼ばれていたこと)が理由だった。
うん、それなら仕方ない。
「潰れたと思ったか?」と言われたが、ときどきお店の前を通ったりしていたし、Googleマップのレビューも確認していた。
何より倒産ラッシュのコロナ騒動を生き延びたのだ、そんな簡単に潰れてもらっては困るし、実際そんなヤワなお店でもあるまい。
だが正直なところ、悪い方に味が変わっていたらサヨウナラかな…とも思っていた。
家族経営のとんかつ屋さんで以前と変わらず迎えてくれたので、また暇を見つけて来ようと思った。