渡来ジンのもぐもぐ日記

伝統文化

11月28日 月曜日


実家地域では、小学校5・6年生を対象に獅子舞の伝統が息づいていた。

2学期が始まると同時に説明会があり、任意で参加するしないを回答するように申し渡されたが、任意とは名ばかりで強制であった。

練習時間は夜7時から9時前くらいまでで、場所は小学校の体育館。

そこに舞い手となる児童と指導にあたる父兄が集まる。舞いにあたっての口上や笛は獅子舞保存会のメンバーが担当した。

練習期間はどのくらいだったか記憶が曖昧だが、柿が食べ頃になる時期に集落を回っていたと記憶している。

児童は主に舞い手、それに一度か二度、獅子の役を演じた。集落の家々で舞を披露するのである。

前夜祭は、練習場所である体育館で地域の人たちを集めて行われ、児童たちは法被に鉢巻き姿で、化粧を施されて登場する。

僕が小学生だった頃、既に少子化で人数はギリギリ、何年か下の世代から対象が4年生以上になったと聞いた。


その後、廃校が決定し、少子化が進んだことで児童の数も激減した今、獅子舞がどうなったのか寡聞にして知らない。維持継続が困難になり、行事として消滅したのではないかと思う。



ひみつ🙊日記
天気予報にとうとう雪マークが現れた。
本格的な雪はもう少し先だと思うが、初雪の予報が出ている。週の後半から12月だ。

コメント一覧

渡来ジン
アミさん
どこもかしこも後継者不足に悩まされていますね。それなりに観光客が集まる祭事も例外ではないようですね。
アミ
後継者不足で、方々から、素晴らしい遺産が消えていきますね。
由々しき問題です。
私が育った町でも、お神楽を継承できるかどうか…。
細々と、寂しいものですね。
それに引き換え、隣町の高円寺では、阿波踊りが年々盛んになり、凄い賑わいです。
文化の継承も変化するのでしょうか…。
渡来ジン
まるこさん
おはようございます。
ふと思い出したので書きました。
統廃合で小学校が地区から無くなったこともあり、住人の何割かが下流の街に移住して今や老人が多数を占める村になってしまいました。子供がいなくなったことで保育園も閉園、たまに帰っても子供の声が聞こえません。こうして農村部の文化が消滅していきます。
まるこ
おはようございます😃
素晴らしい伝統文化の継承ですね。
私のところは上毛かるたという郷土のかるた大会だけでした…^^;
なんだか羨ましいなぁ!
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