囲碁マニアの詰碁ブログ

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大相撲春場所展望・後編

2021-03-11 17:19:23 | 趣味

 

<詰碁解答コーナー>

問題図(再掲)

初手は黒1、A、Bの3ヶ所が気になりますね。順番に見てみましょう。

まず黒1は白2、4と白Cの一子を捨てられて生きられます。この後黒Bとコウを狙っても白Aでダメです。

黒1のハネはかなり有力な手なのですが、図のように粘られます。黒有利の一手ヨセコウですが、無条件で取る手があるので失敗です。

初手は黒1のハサミツケが正解です。白2~4は必然の進行。ここで黒5のウチカキが手筋です。白Aとツぐと黒Bで参ってしまいますし、白Cと取ると黒D、白B(黒Dを打たずにAと打っても殺せますがDを打つ方がわかりやすい)、黒Aで白死です。

白6が最強の抵抗ですが、黒7、9、11と冷静に仕留めました。初手の見極めと黒5の発見がポイントでした。

 

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皆さんこんにちは、tsumebloです。

 

前回に引き続き、今回も大相撲春場所の展望をしていきます。

 

なお、この記事はこのまま読んでいただいても結構ですが、先に前回の「大相撲春場所展望・前編」を読んでいただけると、

 

すごーくおもしろいんだ!すごーくゆかいなんだ!

 

大相撲春場所展望・前編 - 囲碁マニアの詰碁ブログ

 

  • 先場所大活躍の力士たち、今場所は

先場所の三賞受賞力士。初優勝を果たした殊勲賞・技能賞の大栄翔(手前)、技能賞翠富士(奥左)、技能賞照ノ富士(奥右)

 

先場所は平幕で13勝2敗、堂々の初優勝を果たし、三賞も2つ獲得、今場所は小結として迎える大栄翔、先場所新入幕、得意の肩透かしが炸裂し9勝6敗、技能賞を獲得した翠富士。この2人を見ていきたいと思います。

 

まずは大栄翔。先場所は西前頭筆頭で、ご存知の通り、出場した三役以上の力士7人を見事な突き押しで全員なぎ倒し、初優勝を飾りました。

埼玉県出身力士初の幕内優勝」としても注目を集めましたね。個人的には「追手風部屋初」をもっと取り上げてほしかったのですが…。今場所は3場所ぶりの三役復帰、西小結で迎えます。

 

今場所も得意の突き押しが冴えるのでしょうか。

押し相撲は「ツラ相撲」と呼ばれ、白星でも黒星でも連なりやすい、イコール波があると言われていますが、大栄翔はガタガタと崩れるイメージがまったくないです。

常に安定した成績を残しているイメージがあります。

新関脇として迎えた去年秋場所こそ右ひじの状態が思わしくなく、5勝10敗と振るいませんでしたが、同場所後に右ひじの遊離軟骨除去手術を受け、元の調子を取り戻しました。

 

過去のデータを見ると、平幕優勝の翌場所は勝ち越すことすら難しいようですが、大栄翔であれば10番は勝てるのではないでしょうか。横綱にもあまりコテンパンにやられているイメージはないですし、今場所好成績を残せば、来場所にも大関昇進が懸かる可能性があります。

大いに期待ですね!

 

続いて翠富士。先場所は新入幕として迎え、師匠から受け継ぎ?みずから「必殺技」と語る肩透かしだけで5勝を挙げ、9勝6敗。本人は場所前から「10勝して敢闘賞をもらう」と語っており、惜しくも10勝には届きませんでしたが、それでも肩透かしが評価され、技能賞を獲得しました。

 

しかし、2月の稽古中に腰がヘルニアになってしまうという、とんでもないアクシデントが起きてしまいました。

現在は相撲も取れるまでに回復してきており、「場所には間に合うだろうなという感じ」と本人は言っていますが、心配です。

 

先場所の西前頭十四枚目から四枚半アップし、今場所は東前頭十四枚目で迎えます。

当然他の力士は肩透かし対策をしてくると思いますが、今場所もあの肩透かしを見たいですね。

 

また、ともに先場所の千秋楽の一番に勝てば、敢闘賞を受賞できた琴ノ若明瀬山などについても書きたいところですが、文字数がすでにかなりかさんでいるので、残念ですが諦めます。

 

  • 炎鵬VS宇良

魁聖(左)に八艘飛びの奇襲を仕掛ける炎鵬

居反りにいく宇良(右)。左は東龍

 

この2人の取組は、楽しみにされている方が多いと思います。

皆さんご存知の通り、関取(十両以上)の中ではダントツで最軽量の超小兵、連日館内を沸かせる(今は声を出すなとなっていますが…)炎鵬、反り技などのアクロバティックな動きでファンを魅了し、なんと言っても照ノ富士と同じように序二段から復活してきた小兵の業師宇良

 

炎鵬は東十両四枚目、宇良は東十両七枚目で今場所を迎えます。幕内ではないのが残念ですが、ほぼ間違いなく対戦が組まれるでしょう。どんな相撲になるのでしょうか。

 

tsumebloは宇良がよく見て突っ張り、炎鵬がうまく得意の左を差したところで何か起きるのではないかと予想しますが、小兵同士なので案外普通の四つ相撲になるのかもしれませんね。なかなか予想がしずらいところで、非常に楽しみです。

 

と、ここまで書いたところで、大変なニュースが飛び込んできました。それは………

 

  • 鶴竜、左脚痛め春場所休場へ

※この画像は鶴竜の休場とは何の関係もございません

 

すでに各メディアで報道されていますが、本日、横綱鶴竜春場所を休場する意向であることが明らかになりました。

 

おととい9日の稽古で、投げの打ち合いになり、踏ん張ったときに左脚の筋肉が切れてしまったそうです。

軽い肉離れが起きているようで、現在は四股も踏めない状態で、休場やむなしとのことです。

 

とても残念です。今場所はかなり期待していたのですが…。

鶴竜本人も「『また休場か』と思った」そうです。夏場所に期待するしかありません!

しかし、怪我が重なり復活できるのか心配ですね…。

 

  • 勝南桜、自身の持つ最多連敗記録更新へ

勝南桜(奥)。手前は大陸山

 

東序ノ口二十四枚目、勝南桜。現在83連敗中で、今場所に自身の持つ最多記録、89連敗超えが懸かります。

 

あわわ、文字数が…勝南桜は数々の記録を打ち立てているすごい力士なのですが、文字数がまずいので、詳しくはWikipediaを見てください!

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%9D%E5%8D%97%E6%A1%9C%E8%81%A1%E5%A4%AA

 

果たして記録更新はなるのでしょうか。失礼ながらtsumebloは勝利を期待するべきなのか、記録を応援するべきなのか分からなくなってしまいました。

1場所に1,2回AbemaTVで勝南桜の相撲を観るのですが、ずっと「ただ立ち上がって後ろに歩く」だけの相撲なのです。

この相撲のままでは記録を更新してしまうと思います。

立ち合いで足を前に前に出していってほしいです。

 

とにもかくにも、勝南桜は大注目です!

 

  • tsumebloの幕内優勝予想

 

注目ポイントをいろいろと見てきました。本当はまだまだ書き足りないぐらいなのですが、注目ポイントはここまでにして、最後に優勝予想をしてみたいと思います。

結論から行きます。tsumebloが予想する幕内優勝力士は……

 

白鵬

です!!!

白鵬は本日36歳の誕生日を迎え、かなりのベテランになってきましたが、様々な力を総合してみると、やはりこの力士が誰よりも上だと思います。

もちろんtsumebloは照ノ富士に優勝してほしいのですが、客観的に見ると最有力は白鵬ですね。

貴景勝が鍛え方を変えて17㎏減量したというのも気になりますが、大いに休んでノっている白鵬は誰が出てきても止めるのは難しい気がします。

 

2回にわたってお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

<詰碁出題コーナー>

黒先、一本道で簡単な問題ですが、白△の三子が存在する意味も考えてみてください。

 

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