昨日の日経新聞夕刊5面「くらしナビ」に
木ノ下歌舞伎主宰の木ノ下裕一氏が書いた
「マザー・テレサの筆箱」
というコラムが載っていました。
要約すると
インドでマザー・テレサの活動拠点だった
ホスピスのマザーハウスを訪れた時の話。
極力モノを持たなかった彼女の遺品は
ほんの少し。
愛用品の筆箱に目が止まる。
ずいぶん使い込まれたブリキの
ペンケースの蓋の裏には
キリストのイコン画が貼ってあり
中にはマンガっぽいイラストが
プリントされたチビった鉛筆が
数本入っている。
愛用品の中で他と違い
カラフルで”遊び”があって
幼い女の子の持ち物のように
可愛らしい・・・・
コラムをここまで読んで
木ノ下氏はなんと言っても
目の付け所が素晴らしい上に
そこから何かを感じ取る能力も
卓越した人だと思いました。
マザー・テレサが使っていた筆箱は
そう気づき感じてくれる木ノ下氏に
彼女の少女のような可愛らしい心の
一端を見せ語ってくれたんだと感じます。
自分と照らし合わせながら
自分のお気に入りの道具って?
その道具は自分のことをどう語るの?
道具を本当に自分は大事にしてた?
これからは自分の身の回りの品々に
一つ一つじっくり相対していかなきゃ
などと色々な思いが浮かびました。
誰にでもお気に入りの道具があります。
あなたにとって大事な道具って何ですか?
それを本当に大事にしてますか?
愛していますか?