このところ、忙しくてなかなかホームセンターに行けず、買えなかった(夕日色のパンジー)、
今日、やっと買ってきました。
春が来るまで元気をくれる花なので、いつもの年は11月中ごろまでに植えているのですが、
今年はすっかり出遅れてしまいました。
キリリと冷たい、冬の代名詞のようなヤツデの白い花が咲いています。
冬が来た 高村光太郎
きつぱりと冬が来た
八つ手の白い色も消え
公孫樹の木も箒になつた
きりきりともみ込むやうな冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た
冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ
しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た
ちょうど、今から百年前の12月に創られた詩です。(きりきりともみ込む)と云う表現が
印象的で、冬嫌いのわたしは、刃物のような冬が来る度に思いだしてきた詩です。
高村光太郎のように、おおらかに冬を抱きとめたいものです・・・・・・。