夜の潮が良くないことは解かっていたのだが今月は強化月間なので贅沢は言っていられない。
いつものコースで夕方から朝までぐるぐると巡ります。
第1ポイントではベイトの行進の去った後にどうにか1Hit、ところが水面でバタつかせただけでフックアウト。たいして大きな魚ではなかったのにフックが伸びていた。
第3ポイントはかなり調子がよくなってきてTOPだけで3本、他食いそこね、途中まで寄せてのバラシなど多数で大満足。
そして話は戻って第2ポイント。
流れが出ない悪い潮だったが流れ始めの一瞬ベイトがざわめき出した時そいつはHit。
いつものように探っているとゴクゴクとロッドに生命感が伝わってきた。
フックアップの後追い合わせを2度決めいつものようにやり取りに入ったのだが、魚の引きがいつもと違うことに気付いた。
重い引きの途中で時折ゴンゴン左右に首を振っているのである。
シーバスでもニゴイでもマルタでもないことは一瞬で解かったのだがはたして何が掛かったのか?自分のルアー対象魚のレパートリーに入っていない事は確実なので何が上がってくるか非常に楽しみだった。
ところが、ところがである。足元まで寄せておいて痛恨のミス、どうもフックが抜けてしまったようでバラシ。この時点で自分の頭の中では『あの魚はウナギでフックは滑って外れた』という結論になっていた。
それから流れが出だしセイゴを5匹ほど釣った後、またしても先ほどの魚と同じ引きの魚がHit!例によって首を左右に振る仕草、今度はさっきよりも簡単に上がってくるようだった。さっきの魚はシーバスなら50ちょうどというぐらいの重さだったのだがこいつはセイゴとあまり変わらない。抜き上げてライトで照らすと何とカイズ23cm。話には聞いていたが本当に川まで上がってくるんだ。その後も何度か同様のアタリはあったのだがHitまでは持ち込めず。どうも群れが入っているような感じ。引きからの推測ではあてにならないがばらした魚がカイズだとしたら40以上はあったのではないだろうか。またいつか釣ってみたいものである。