身近な風景を見つめて

久しぶりにF6を持ち出す

不定期にフィルムで撮影をしています。
今回、久しぶりにNikon F6を持ち出しました。
その感想などを記述したいと思います。

■F6とは
F6は、ニコンがデジタルカメラ時代に発売したフィルム一眼レフです。フィルム一眼レフとしては最後の製品で、ほんの2~3年前まで新品で購入することができました。


外見的特性はニコンのデジタル一眼レフと同じようですが、ペンタプリズムの部分がでかいです。頭でっかちさんです。

デジタルカメラ時代に出たカメラのため、背面に液晶を搭載します。液晶を見ながら各種カスタマイズや情報表示が可能なところはニコンのデジタル一眼レフと同じ感じに作られています。

フィルムを扱う上でありがたいのは、撮影情報を記憶していることです。以下のように背面液晶にシャッタースピード、絞り、使用レンズと焦点距離などを表示できます。
(注:撮影したフィルム順に番号が振られ、その中でコマ番号毎に撮影情報を覚えています。フィルムの番号は、フィルムの先頭に写し込むこともできます。)

さらに情報は限定的ですが、コマ間にも撮影情報を写し込みことができます。


使用できるレンズは、オートニッコール、AFーSのEタイプを除いて殆どが使用可能です。ここは、D2系に準拠しています。

■感想
持った感じは、デジタル一眼レフより薄いので持ちやすく、ハンドリングは良好。ボタンの感触は柔らかめですが、押した感じがしっかり伝わる感じです。
ファインダーも明るく見やすいですが、右にバー表示がある関係か、画面が左寄りで少し違和感があります。

撮影の感想は面白くありません。操作が簡単で、露出もオートフォーカスも正解であるがために、どのような結果になるか想像する楽しみが奪われているように感じました。なぜかF3ばかり使っている理由がわかった気がしました。(手間のかかる子供の方が可愛いという感じ。)

フォローしておきますが、F6自体は完成度の高い素晴らしいカメラです。デジタルからフィルムに入ろうかと考えている方にはおすすめです。



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