身近な風景を見つめて

slik カーボンマスター 834 レビュー

 遅れましたが、ファーストインプレッションをアップします。

■目的
 日頃使っている三脚は、GITZO GT3543XLS,大型ばかりなのですが、ちょっと遠出の時は大きさが仇になって、邪魔になっていました。また、大型だとバックパックにくくりつけることが難しく、移動も制限がありました。
 そこで、以前から4段式でコンパクトなしっかりした三脚を探していました。

■なぜこれを選んだのか
 カーボンマスター 834を選んだのは、以下の理由です。
  1. 脚径が28mmである
  2. 4段で2kg前後の重さ
  3. 高さが自分の身長より高くできる
  4. 基部に水準器がついている
 
■特徴
 エレベーターを下げた全高は1405mmで、身長168cmの私の場合ニコンD850をのせると若干高い感じになります。雲台を自由雲台に変えるとちょうど良い高さになります。

 脚径は28mmで、GITZO旧2型と同じ太さになります。


 縮長は約600mmで取り回しが良い長さに感じます。
 

 センターポールは2つに分割可能ですが、取り外した下部分の下についているネジは外せなくて、上部分の下の蓋にはできませんでした。ショートポール化した状態でもフックをつけるつもりでいたのですが、目論見が外れました。
 また、センターポールにはストラップが取り付けられる金具が付いており、ケースなしでも運搬が可能になっています。私の場合、ケースなしで持ち歩くことが多いので、このようなストラップは大変ありがたい機能です。


 付属品として、クッションの入ったケースが付属します。しかし、他モデルとの共通なのか明らかに三脚の長さよりはるかにに大きいものです。
 次のように端を折り畳んで、ストラップで留めて使用しろとのことのようです。できれば、長さのあったケースを用意して欲しいと思いました。

■所感
 様々な場所で、長時間露光を含む使用した感想を書きます。
 脚の伸縮は滑らかで、設置がしやすい思います。地面に置いた感じもしっかり支えている感じです。4段式としては、一番細い脚が不安定になるような感じもありません。


 エレベーターを固定するネジの形状もよく、手が痛くなることはありません。エレベーターの上下もスムースです。

 付属の3way雲台は、このクラスとしてはちょっと力不足に感じました。うまく表現できないのですが、きゃくのスペックに負けている感じです。また、雲台の水平方向の棒のネジが渋く、締めた感触が分かりにくいです。

 スペック上の重さは2.3Kgですが、持った感じは軽く感じます。今回、電車でいろいろな場所に連れ回ったのですが、負担になるようなことはありませんでした。

 最後に、この三脚で撮った写真を添付します。

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