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Sunny Side Uku Park

ウクレレレッスン クラスヒロ インストラクターのウクレレ雑記

初心者用ウクレレ

2017-10-16 16:10:55 | ウクレレ
当教室ではすぐにウクレレを始められるように初心者用のウクレレをご用意します。

希望の方があったので、1本用意しました。

マホガニー単板で音が良く、ギアペグでチューニングもしやすいAlamoana UK-260Gです。
コンパクトで楽器に付けたままケースにしまえるチューナーもセットです。

良い楽器なのですがナットが高いので溝を深くして1フレットを押さえやすくします。


ナットファイルという専用のヤスリを使いこのように削ります。
低くしすぎると弾いた弦がフレットに当たってビリつきが出るし、角度に気をつけないとノイズが出たりと慣れないと難しい調整です。

我ながら上出来です。
とても押さえやすくなりました。
特に初心者はセーハコードが難しいと感じることが多いので、この調整で格段に音が出やすくなります。

ポリッシュでフレットの汚れもきれいに取ります。
新品でもこんなに汚れていました。

ケースに入れて準備完了!
おまけなのでそれなりのケースですが、肩掛けベルトも付いています。

お渡しする何日か前に準備して、チューニングが安定するように小まめにチェックしておきます。

ウクレレを始めたいけど楽器のことがなにもわからないという方、ぜひ初心者セットをお試しください。
実際に弾いてから購入するか決められますから安心ですよ。

アンプのスポンジ

2017-10-14 14:48:49 | ウクレレ
先日ウクレレにピックアップを取り付けた話をしましたが、アンプは10年以上AERのBingo2を愛用しています。

持ち運びにも丁度良く音も素晴らしい名機なのですが、最近アンプの前にグズのようなものが落ちているのに気づきました。

ナンジャラホイと良く見ると

どうもアンプの前面のスポンジのカスのようです。

手で軽く擦るとボロボロと崩れてきます。
ネットで調べると、経年劣化でこうなるようです。
簡単に剥がすことが出来るので、ハンズで適当なスポンジを買ってきて取り替えなくては…。

いろいろ手間もお金もかかることが多くて参ります。

フレットの脚が緑に…

2017-10-02 09:30:56 | ウクレレ
前回大げさに書きましたが、何かというとこのフレットの錆です。

何てことはない話かもしれませんが、湿度管理も万全を期し、弾いた後は必ずポリッシュで綺麗にしていたのだから悔しいです。

何しろ帰宅してから手入れを忘れたのに気づいて、往復1時間半かかるのに戻った位です。

少しの間塗装系のリペアに出していた時期に大雨が降ったりしたので、その間になったのかなぁ。

フレットはニッケルと銅の合金で緑青という緑の錆が出ます。

取り敢えず綺麗にしてみようと、ラッカー塗装用のコンパウンド系ポリッシュでフレットエッジを研いたらこんなに汚れが。

問題はラッカー塗装の下のフレットの脚部分が錆びていることです。

塗装の下なので拭いても当然とれません。
塗装の下なのに錆びるんですね。

残念ながら、これ以上進まないように気をつけるしかありません。

ピックアップ調整

2017-10-01 06:19:39 | ウクレレ
先日取り付けた新しいピックアップですが、各弦の出力バランスは悪くなかったのですが4弦だけ若干小さく感じました。

サドルを指先でコツコツ叩いてみると4弦側のサドルの端だけピックアップが音を拾っていません。

確認のためサドルを外してみます。

4弦側に配線の取り付けスペースがあり、さらにピックアップ全体が1弦側によっています。
4弦側に少しずらそうと思ったのですが、ここはいじると危険なのでいつもの方法で調整します。

サウンドオフセットスペーサーという商品があります。
これはナットに沿って弦の下に部品を挟み、ナット側で弦長補正するなかなかのアイディア商品なのですが、これに、ナット溝に合わせて高さを調整する厚さ0.1mmのシールが付いています。

これが使えるのです!
本体は使っていませんが、このシールは重宝しています。

これを4弦側のサドルの下に張ります。

ちゃんとピックアップの素子の部分に当たるように長さを計って張り付けます。
たったこれだけで簡単にバランス調整ができます。

サドルを元に戻して再度チェック。
さっき音を拾わなかったサドルの端もコツコツとしっかり音を拾っています。

2チャンネルのオーディオインターフェースにラインとマイクを繋いで生音とラインのバランスを比較してみましたがバッチリです。

ちなみに生音もバランスは一定ではありません。共振点の音はドカンと音圧が上がるので録音の時など注意が必要です。

最近Koolauが気に入っているのは生音のバランスの良さ。
3弦解放が控えめで、1弦ハイポジションのサスティーンも効いて弾きいていて気持ちよいです。

ピックアップのセッティングも完了し完璧と思ったら、あらら…。
こんなところがこんなことに!
(次回に続く)

ネックと湿度の話

2017-07-17 19:38:32 | ウクレレ
弦のテンションでネックが順ゾリしていると弦高が高くなり弾きにくくなります。

本格的な調整はリペアに出さなくてはなりませんが、湿度によってネックが動いている場合は、適正な湿度(20℃で45%)で管理することで直ってくることもあります。

今の時期は特に湿度が高いので気をつけましょう。

最近見つけたスグレモノの湿度調整グッズがこれです。


シリカゲル系の調整剤は定期的に交換が必要ですが、これはフェルトのような生地で半永久的に使えます。

ケースに入れておくだけ。
湿度によって色が変わるインジケータ付き。

ソフトケースでは十分に効果が出ないようなのでハードケースでの使用をオススメします。