Sunny Side Uku Park

ウクレレレッスン クラスヒロ インストラクターのウクレレ雑記

指の話

2017-11-14 10:22:50 | ウクレレ
弦楽器を演奏する際、弦を押さえる指の動作全般をフィンガリング、弦を爪弾くように弾く事をピッキング、コードをジャカジャカ鳴らす動きをストローク、コードを押さえたまま各弦を規則的に弾いて和音をメロディアスに演奏することをアルペジオと言います。

通常は利き手でピッキングやストローク、反対の手でフィンガリングします。

コードフォームを正確に押さえたり、フレーズを弾く際スムーズにフィンガリングするためには、爪を可能な限り短く切っておく必要があります。

B♭のコードでメロディにFを使うこのフォームはセーハ以外の指をしっかり立てないときれいに鳴りません。
爪が長いと爪が指板に当たって指が倒れてしまいます。

ウクレレは女性にも人気があるので、うまくバランスを取って、おしゃれとウクレレどちらも楽しんでください。

弦を弾く指に関しては人によりスタイルが違います。
伸ばした爪で弾く人は専用のヤスリで形を整えて革でツルツルに磨いて手入れをしたりします。
私も初めは爪を伸ばしていました。
割れて仕方ないので親指だけ伸ばしてネイルサロンでスカルプを施したりしていましたが、今は短くしています。

爪で弾く方が大きくエッジィな音が出せますが、指の肉の方がタッチのコントロールがしやすいく自分には向いています。
先日、レッスンで久々にジェイクのWhile My Guitar~を弾いたところ激しいストロークで血豆が…。

ハードな演奏にはそれなりに指の鍛練も必要です。

音階と運指の話

2017-11-12 19:33:24 | ウクレレ
今度のウクカフェの最後にクリスマスソングをみんなで合奏する予定です。
そのうち一曲は「Gloria」という讃美歌なのですが、そのレッスンで簡単な音階の理論と運指の話をしています。

Aメジャーキーでアレンジしていますが、キーがAメジャーといとうのはどういうことかという説明からしています。
メジャースケール(長調の音階)とは小学校の音楽から馴染み深いドレミファソラシドのことです。

ドレミファソラシドはド(C)から始まっているのでCメジャーの音階ということになります。

Cメジャーキーの曲のメロディーは基本的にはこの音階の音で構成されています。
メロディーだけでなく使うコードも基本的にはこの音階の音を積み重ねて作られています。
これらのコードをダイアトニックコードと言います。

基本的にと書いたのは、多くの曲は音階以外の音やノンダイアトニックコードも織り混ぜて作られているためです。

「Gloria」はシンプルな曲なので上述のとおりキーであるAメジャーの音階で作られています。

では、メジャーの音階とはどのような構造になっているのでしょう。

鍵盤を思い浮かべてください。
ドの音から白鍵を順番に弾いていけばドレミファソラシド(Cメジャー音階)になります。
でも白鍵の間には弾かなかった黒鍵がありますよね。
ドとレの間にはドの♯(レの♭)、レとミの間にはレの♯(ミの♭)があります。ところがミとファの間は黒鍵がありません。
同様にファとソ、ソとラ、ラとシの間には黒鍵がありますが、シとドの間も黒鍵はありません。

ウクレレの指板はフレットで区切られていますが、これは鍵盤の白鍵と黒鍵を一列に並べたものと思ってもらうと良いでしょう。
3弦解放がCなので、ここからドレミファソラシドを3弦上で弾いてみます。

解放(0フレット)→ド
2F→レ
4F→ミ
5F→ファ
7F→ソ
9F→ラ
11F→シ
12F→ド

となります。
黒鍵に当たる1,3,6,8,10フレットを飛ばして弾くわけです。
間に黒鍵がないミとファ、シとドは隣同士のフレットになります。
この規則に則って弾けばどの音から始めても聴覚上ドレミファソラシドに聞こえるメジャー音階となるのです。

「Gloria」を演奏する際はAから始まるAメジャー音階を弾くのですが、都合良く1弦解放がAなので3弦でCメジャーを弾いたときと同様に、解放→2F→4F→5F→7F→9F→11F→12Fで弾くことができます。

この音階でメロディーを合理的に弾く為の指使いです。
2,4,5フレットを使う時。

4,5,7フレットを使う時。

5,7,9フレットを使う時。


フレット上の音階の位置と指使いをしっかりイメージすることで曲がぐんと弾きやすくなり、ミスタッチも減らすことができます。

パーティチケット

2017-10-24 20:22:53 | ウクレレ
教室のウクレレパーティ「ウクカフェ 2017 クリスマス」に向けて準備をしています。

毎回チケットを自作していますが、頑張って作っている甲斐あってなかなか好評を頂いています。

いつもはMac OS10とイラストレーター8という化石的スペックで制作していますが、今回は教室でも作れるようにWinのフリードローソフトをダウンロードしました。

機能も充実していて、慣れたら元のように作れると思うのですが、何分良くわからないので、今回は少々クオリティーが落ちるかも…。

という訳で多目に見ていただきつつ楽しみにお待ちください。

雨続き

2017-10-21 19:55:11 | ウクレレ
このところ雨が多いですね。
月曜には台風もやって来ます。

湿気が凄いため、湿度調整のためにケースに入れているMoiss Keeperのインジケータが湿りすぎのピンクになっていました。

干さなくてはいけないのですがこの雨です。
除湿器を衣類乾燥モードにしてハンガーに吊るしたMoiss Keeperを乾かします。


暫く干していたら無事OKの青に戻ったので、またケースの中に。

便利なインジケータですが、1年くらいで機能しなくなるようです。
本体は半永久なのに勿体ないなぁ。

DIの話

2017-10-17 08:21:15 | ウクレレ
新しいピックアップ搭載のKoolauテナーとAERのBingo2(アコースティックアンプ)でいい音を作ろうと、このところずっと試行錯誤していました。

パッシブなので間にプリアンプの定番パラアコDIをかませていたのですが、和音に歪みが出るものがあり難航。
どうもGからAにかけた音を含んだ和音が歪むようです。

パラアコのゲインを絞りきって、問題
と思われる周波数を下げても解消しません。
それに音のキャラクターも変わってしまいます。

Bingo2にはパッシブ用の切り替えスイッチもあるので、直結にすると歪みは出ません。
ただ、音量を上げるとサーッというハムノイズが気になります。

悩んだ挙げ句、ゲインを絞るのならプリアンプでなくてもいいので、シンプルなDIの購入を考えました。

しかし、良い結果が出るかわからないのでやや二の足を踏みます。
先日、口コミが良かったシールドを3500円で買って残念な結果だったし…。(シールドについてはまた書きたいと思います)

何を買うかも悩みましたが腹を決めて、中途半端なものよりやはり定番とBossのDI-1を購入しました。

パラアコで色々悩んでいた分まさにシンプル。
ルックスもカッコいいです。
さて結果は…。

すごくいいです!
歪みは出ませんし、ハムノイズも激減。
シールドも色々試しましたが、Monster Cable Jazzが一番ナチュラルで芯の太い心地よい音に感じました。

これでもうセッティングに悩まず演奏に集中できます。

今回の件では、インピーダンスというものについて色々調べて勉強になりました。