三弦紗夜の鐘の音

三日月と満月。片方は偽物、こっちは本物。本当に綺麗なのは新月模様。

東方オリカとオリカの作り方をONAIR

比那名居天子

2011-05-15 02:32:48 | 東方オリカ
比那名居天子[てんし]です
ルビがあるのは、やはり「てんこ」と呼んでしまいそうになるからです。私が。

種族は天人です。いわゆる天使とは違うのかなぁと思いましたが、違うようです。
天使は創造主である神が、下界への自分の使者として作りだした存在で、某ラノベ(禁書目録)では「自ら意思を持たない、言わば人形のような存在」とされていますが、キリスト教では人格を持つ1個体ともされています。
天人は、悟りを開いたり、高い業績によって神霊化した人々が成るものだそうです。つまりは元は人であるということで、存在した時から天使として確立されている「天使」とは異なります。神格化されるということは、人が神にも近い存在となりえたということですから、天人に成りたくて業を積む者も少なくないとか。
しかしそもそも“悟りを開く”というのは「迷いや煩悩から離脱し、真理に至る」ということですから、「天人になりたい」という煩悩を抱えている時点で真理に至る事はありません。
真理に至る、すなわち精神の神霊化というのは、人間が人間として持ち合わせている罪(禁断の果実を食べたことによる欲やその他)を払拭するということですから、天人になった時点で知恵も失われます。私は悟りを開いた事がないので何とも言えませんが、知恵のない(もっとも、知恵に代わる他の概念を持ち合わせているかもしれませんが)生活は酷く退屈でつまらないようにも思えます。

彼女の携帯している桃ですが、これは仙果と呼ばれ(東方だけでなく、多くの神話で桃はこう呼ばれている)、非科学的な力をもたらすとされています。
イザナミとイザナギは有名なのでみなさんご存知でしょう。イザナギが死んでしまったイザナミを追って根堅州国[ねのかたすくに](=黄泉の国)まで行き、見てはいけないと言われたイザナミの姿を見てしまい・・・という話も有名ですから、多くの方は聞いた事があると思います。このときにイザナギが追手を追い払うのに用いたのも桃です。また、芥川龍之介の桃太郎(短いのですぐ読めますし、面白いので読んでみてください)では「天界の桃」には類稀なる才能(あるいはそれは邪才かもしれませんが)を持った子供が入っていると。普通の桃太郎も、産まれてくるのは桃からです(もっとも、桃太郎には裏話が存在するらしいですが)。
このように桃には、大いなる力が宿ると考えられています。

彼女の能力は「大地を操る程度の能力」です。地震を起こしたり地盤沈下をさせたりと危険な能力で、地震を鎮めていると言われる「要石」の制御もできるとされています。
要石にはそれ自体に神が宿るともされており、そんなものを気安く抜いたり刺したりしても大丈夫なんだろうかとも思います。天人はあくまで元・人間ですから、神に抗うと言うか、そういう行為は多分アウトですが、幻想郷では一応大丈夫(神怒に触れない程度に)ということらしいです。

属性アイコン:緋想の剣


☆:天界に舞う羽


枠:天界-神の住まう地


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