古明地こいし

覚り妖怪・古明地こいしです。
幻想郷における覚り妖怪の特徴であるサードアイは閉じてしまったようで、心を読むことはできないようです。
それでも種族的には覚り妖怪だそうですが、そうなると覚り妖怪の定義域はどこからどこまでなんでしょうか。

前述通り眼を閉じてしまった彼女は、「無意識を操る程度の能力」です。姉のさとりが使える「心を読む程度の能力」で意識を、こいしで無意識を、ということでしょう。
しかし、ここで言う無意識を操るというのは、相手の無意識をコントロールするという意味ではないようです。というのは、この能力は「彼女の存在を相手の無意識下におく」というように使われているからです。
相手が意識で認識できないようにするというよりは、認識という事象を無意識のうちに終わらせるということです。例えば我々は意識しなくても、無意識のうちに呼吸をし、心臓を動かし、脳を働かせています。これと同じように、特に意識されることなく相手の眼の前を通り過ぎていけるということです。
しかしこれは、「存在を消す程度の能力」とは違います。というのは、人間は無意識の行動も言われれば意識下におくことができるからです。心臓は普段は無意識下の運動ですが、「今心臓が働いている。動いている。」と認識すれば意識下におくことができます。これと同じで、「あそこには彼女がいる」ということに何らかの形で(例えばそれは、闇雲に攻撃していたら何かに当たり、「何かがいる」と認識すればいいわけです)気がつく事が出来れば、もはや無意識下の認識ではなくなります。“いる”と殊更に思えば無意識下から外れるわけです。

彼女の能力は作中では存在を消す形で使っていますが、同じ方法で「普通意識下にあるものを無意識下におく」ことができます。これが「無意識を操る程度」です。
これが文字通りの能力であれば「無意識をコントロール」できる能力ですが、そうなると相手の心臓を止めたり、自律神経を無機能化したり、しまいには脳の無意識下の機能を全停止させたりとやりたい放題ですが、そうは使われていませんので、やはり「普通意識下にあるものを無意識下におく」能力で間違いないでしょう。この能力を応用して存在を無意識下においたりしているわけです。
だから無意識に弾幕を避ける霊夢には弾があたらず(意識的に避けているわけではないので無意識下におけない)、霊夢は適当に弾を放っているので被弾してしまう訳です。他のキャラは・・・何故でしょうか。魔理沙は適当にやってそうだから霊夢に近い状態という事なのでしょうかね。

属性アイコン：無意識下-認識できない心


☆：無意識線上に咲く薔薇


枠：ハートフルファンシー


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