ま、仕方ないんだけどね。
来年に欲しい馬が確率高く確保できますから、気の早い話ですが来年度の募集馬にこれだっ!とバウンスシャッセと同じように気に入る馬が現れることを願うばかりです。
さてさて、キャロットで熾烈な一般抽選に通り出資の叶った2頭をそれぞれ出資理由と期待値込みで改めてご紹介。
今回は本当に奇跡的に抽選に通ったコルコバードの20について。
抽選結果のときにも少し触れた気がしますが、モーリス産駒にしてはスラッとした胴回りのシルエットが特徴です。
この辺りは母の父のステイゴールドが出ているのかなと思われますが、体型はともかく気性面に不安が出やすいステイゴールドだけに、そんなに穏やかとは言えない産駒を多く出してくる父モーリスとの相性ははたしてどうなのか不安はありました。
馬体や歩きの良さは募集馬全体の中でもかなり評価をしていて、そこだけ見れば最優先の候補でもありました。
それを落選やむなしで一般にしたのは母父のステイゴールドと本馬が初仔であるという2点が評価下げになったから。
配合的にもダートの中距離で活躍した祖母エンシェントヒルに芝の中長距離タイプのステイゴールドをつけて、そこから芝のパワータイプのマイラーであるモーリスの種付けですから、個人的な好みの配合パターンではないんですね(^_^;)
5✕5と遠いとはいえ、これまた好みでないノーザンテーストのクロスがありますし...
てなると、なんで一般とはいえ申し込みしたんだよとお叱りを受けそうですが(笑)、血統や配合の好みを上回る光るモノを感じたんですよ。
所詮、血統なんて後付けさ~(笑)
それくらいあまり特定の要素に囚われないスタンスなもので。
他にも魅力的に映ったのは預託予定先が高野厩舎という点。キャロット会員の中にはこの厩舎を毛嫌いする人もいるみたいですけど、近々の成績、特にキャロット所属の馬を見ていきますとレイパパレやクルーガーなどオープン馬が何頭も出ていて、相性の良さもありますが、年々クラブやノーザンからの信頼が上がっている感が見受けられます。
今年の1歳は3頭の預託となっていて、クルーガーの半妹(アディクティドの20)とレイパパレの半妹(シェルズレイの20)にコルコバードの20です。
アディクティドの20は現3歳の半兄ヴェルナーも高野厩舎だし、シェルズレイの20は言うまでもなき半姉がレイパパレ。もちろん馬の能力もありそうですが兄姉の縁で預託が決まったとも言えますよね。
一方でコルコバードの20は父のモーリスも母のコルコバードも高野厩舎とは繋がりがなく、しかもコルコバードは美浦の木村厩舎だったわけで、キャロット(ノーザン)と繋がりの深い厩舎に初仔を託さずに高野厩舎に回した理由って何だろう?と深読みしていくと、牧場評価が思いのほか高いのではという考えに自然と行き着きます。
それか木村厩舎に回すほど性格がキツかったり繊細だったりでないとか?
いずれにしても妙に引っ掛かる厩舎割りに感じたのは事実です。
これでアディクティドとシェルズレイが大当たりっぽいから、厩舎バランス的に3頭目を普通レベルのコルコバードにしてお茶を濁したとかだったりしたら深読み大ハズレですけど(笑)
ちなみに馬体面では歩かせた際に気になったのは右前でしょうか。
立ち姿では両前ともに突っ張っているところがありますので、調教をスタートさせての体の使い方次第では右前の膝を含めた脚回りに気を付けないといけなくなるかも。ただ、モーリス産駒にしては上体が勝ってないだけにそのリスクは軽減されるのではないかとみて出資申し込みの際には取り立てて否定的に捉えませんでした。
4月14日生まれとやや遅めの誕生日なのですが、そのわりに体高が157cm、管囲も20.4cmと十分なサイズがあるだけに、この先どんどん体重が増えてしまって育成時に500kgオーバーとかなる可能性も否定できません。そうなるとちょっと脚元的に心配になってくるのですが、こればかりは今から予測できませんからね(^_^;)
某調教師のコメントみたいに何やらネガティブな材料を書き連ねていってしまいましたけど、実はかなり期待していたりします。
今まで出資してきたモーリス産駒とも違うし、ラスマドレスで感じたこれっ!という感覚とはまた違う何かをやってくれそうな雰囲気を持った馬ですね。
一体何をやってくれるのか...
それが4コーナーで横に吹っ飛んだりする方向性でないことを切に願っています(笑)
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