現地で観戦していたのですが、パドックの気配も本当によかったです。
重賞勝利をもぎとったレース。スタートはいつも通りに速くはなく、出たなりで後方の10番手の位置取りでした。
ただ、前が速かったこともあって隊列がバラけまして、カテドラルはいい案配に前後のスペースがあり、かつ人気のグレナディアガースの様子を見ながらの内に入れてました。
枠順はグレナが1番、カテドラルが2番なのに、ここで内外が逆転していたことが一つのポイントになったと思います。
内回りとの合流点あたりから各馬が動き出した際にカテドラルは前に進路があったのでそのまま内の馬群に突っ込み、一方のグレナはスペースがなく外を回すことに。
内を選択したカテドラルでしたが、直線に向いたところで馬群をあと一列抜ければ前が開く場面で進路がなくなります。
少しずつ外目に移動していくもなかなか前が開かないまま直線半ばに。
残り200mちょっとでようやく外に持ち出せ、そこから追い出すと素晴らしい加速で一気に逃げ残りを図るコントラチェックにグイグイと詰め寄っていき2頭並んだところがゴールでした。
交わしていたような気はしたけど、スローを見るまで確信がなく、スローモーションで最後の一完歩でグイッとひと伸びしてカテドラルがクビ差だけ前に出ていました。
直線で進路が無くなり外に持ち出すまでが4秒ほどありまして、もしそこがスムーズに抜け出せていたならばもっと突き抜けていたかもしれないというくらいゴールしたときにまだ脚が余っていました(笑)
とはいえ使える脚が短いカテドラルのことですから、もしあの場面でスムーズに捌けていたとしたら、ゴール前で脚がなくなって後続の目標に遭った可能性も否定できません。
結果的に前が開かなかったことで適度に脚が溜まったのかもしれませんね。まあ4秒はさすがに溜めすぎでしょうが(^_^;)
今回の勝因は間違いなく外差しを完全に捨てた戸崎騎手の思いきりの良さと、最後まで諦めずに追ってくれた手腕でしょう。
しかもあれだけ気難しくクセの強いカテドラルを「乗りやすい」と言ってくださる天然さ(笑)
でもネガティブな先入観なしで乗ってくれたからこそ、今回の思いきった騎乗になり勝利を導いてくれたのでしょうね。
すごくいい状態に仕上げてくれた牧場や厩舎のスタッフさんはもちろんですが、こと今回は戸崎騎手に感謝の気持ちをより強く持ちました。
次はマイルCSなのかな?
完全なる時計勝負では限界のあるタイプですから、次の結果次第でという前提条件つきで暮れの香港マイルにも登録してほしいなあと個人的には思っています。
それにしても現地で観戦して重賞を勝つって、こんな素晴らしい出来事はそうないですね。
特に私は土曜はまだしも日曜は仕事で愛馬の出走もテレビ観戦がほとんど。
なのに今回は何かを感じたのか無理を言って仕事を休みにしてもらい、中山の指定席もキャンセル分の先着販売でギリギリにゲットできてまして、なんだかカテドラルの勝利に呼び出されたかのよう。
指定席では繰り返し「大声を出しての観戦はご遠慮ください」と感染防止のアナウンスが流されていたんですけど、ゴール前は思わず「差せー!」と絶叫しちゃっていました(^_^;)
周囲の方々、申し訳ありませんでしたm(_ _)m
しかしそれくらい興奮のゴール前をライブ観戦できたことは、もはや一生の思い出ですね(*^^*)
いい競馬をありがとう!
そしてもっと大きな目標に向けてこの先も頑張ってほしいです。
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