自宅から約12キロ。往復24キロ。
そのルート、
市之倉、妻神神社(縁結びの神)、
蛇ヶ洞川(オオサンショウオ東限の生息地)、
掛川小学校前、定光寺。
妻神神社では、
今ひとたびの良縁を祈ってきた。
山道は、短いとはいえきつかった。
眼下の中央線の鉄路に電車が通過した瞬間にショッターを切った。
多分未来の妻が、どこかの車両に乗っていただろう。
同じ場所に名古屋から来たという青年がいた。
買ったばかりというロードバイクを触らせてもらった。
軽かった。2×10のギアだった。
一日に150キロ走ったことがある、と言った。
体型は太めだった。
僕が別れ際に「じゃ、また」と挨拶すると、
青年は「そうですね」と応えた。
若い割には、なかなか、
味のあるいい返答をするもんじゃ。
言わば、三手先を読んだ返答だ。
オウム返しも重要なテクニックの一つだが、
こういう三手先を読んだ挨拶も
言葉の遊びとしては面白い。
じゃ、また。
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