岐阜多治見テニス練習会 Ⅱ

その名は、ムチン

自然薯をもらった。
すると、否、すっても、すっても、
すり器にへばりついて、下に落ちない。
何という強い粘性。
この世に、これほど粘り強い物質があったとは、
心底から驚き。
すらなきゃ、分からない。

その名は、ムチン。

決して、包丁で切っただけでは分からない。
芋をイボイボの表面にこすりつけて、
手のヌルヌルに耐えて、
あくまでも強くこすらなきゃ分からない。

いや、人生、
大事なことは、
ヌルヌルで始まって、
ヌルヌルで終わるだねえ。
しみじみ、そう思いまんがな。

天井の節々を眺めて、
悲しみの数を数えている場合じゃありまへんで、
お嬢はん。

何もかも山の斜面で明らかになる。
その蔦の傍らでの、
そのぎりぎりの均衡で。

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