南方熊楠の「十二支考」を読んでいる。そこに「虎皮上で竜虎采戦の秘戯をすると二人とも精神茫空す」とある。采戦の意味を辞典などで調べようとしたが、どこにも載っていない。眼光紙背に徹しないボンクラだ。一時間ほど推量した。その結果、何となく理解できた。正否はともかく、自分なりに納得できたことは、ちょっとした喜びだ。熊楠、確かに面白い男だ。時間はかかりそうだが、一歩一歩読み進んでいきたい。
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