ほぼ30年振りに訪れた建中寺。
30年前は通夜に行くために、
名鉄瀬戸線の某駅から
夕闇の中を塀に沿って歩いた記憶がある。
葵の紋が門に付いているとは、
今日、気ままな道草で、初めて知った。
寺の南の公園の南側の寺門の、
そのまた南側の路上から北の建中寺を見ると、
鏡の中の鏡を見るような気分にも襲われて、
一つの快い遠近法に心が痺れた。
そうだったのか。
こんなふうに見るべきだったのか。
三つの門が額縁になっていた。
南北につながる一本の直線上に立って眺めていた時、
僕が感じたものは言うに言われぬ不思議な力だった。
あれは何だったんだろう。
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