泣きながら、撤退同盟

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家族論

2012-11-08 | 性と聖
ワイドショーを見ていないので、どれくらい話題になっているのかがわかんないんだけど、


朝日新聞デジタル:理子男児出産 酸素マスク付けママ奮闘 - 日刊スポーツ芸能ニュース


 俳優石田純一(58)の妻でプロゴルファー東尾理子(36)が5日夜、都内の病院で第1子となる男児を出産した。石田は6日、都内で会見を開き、理子への感謝の言葉を口にし感激の涙を浮かべた。結婚から約3年、夫婦で不妊治療にも取り組んできた。理子は出産中、意識を失いかけた瞬間もあったという。この日は男児とのツーショット写真も公開、息子の人生を1日でも長く見届けたいと満面の笑みを浮かべ話した。

 会見場に現れた石田は「5日午後7時24分、3362グラムの男の子が誕生しました。母子ともに大変健康で幸せに思っております」と切り出した。続けて「感動しました。『出てきてくれ~』という、それだけでした。オギャーと生まれると、本当にもう、幸せで」と喜びを分かち合った瞬間を笑顔で振り返った。

 09年12月に結婚した。子宝に恵まれず、不妊治療に取り組んできた。妊娠は今年3月に理子がブログで発表した。出産後、理子に最初に掛けた言葉を聞かれると、「『頑張ったねー。本当にありがとう』って」。そう話しながら声を詰まらせ、目に涙を浮かべた。

 大変な出産だった。5日午後2時ごろ、陣痛が始まった。石田は都内の病院で出産に立ち会ったが、「(出産前後から)真夜中まで(理子は)ほとんど意識を失った状態だった。出血が多かった。酸欠で酸素マスクを付けた。でもよく頑張ってくれた。とにかく一緒になって力を合わせて体を支えた」。理子は5日深夜ごろ「復活した!」と言って回復したという。

 どっちに似てるか聞かれると「理子です。耳だけはオレじゃないかな」。また「パパにもそっくりなんですよ」と理子の父で元プロ野球西武監督東尾修氏(62)にも似ているという。修氏は出産後、男児と初対面すると「おーし、お前、鍛えてやるからな」とうれしそうに話していたという。

 名前は決まっていないが、もともと「理子」と石田の本名「太郎」を合わせ「理太(りた)」と呼んでいた。「おなかの中で『理太くん』と聞いていたと思うので、それにちなんでいこうかな。でも理子に聞いてみないと分からない」。

 理子は6月、ブログで血液検査の結果、ダウン症の可能性があることを明かしていた。取材陣から、理子がブログで血液検査のことを書いていたことを聞かれると「本当に元気に生まれてきました。それが何よりです。明るく前向きにいきたい」と話した。



こう、
おめでたい話
ってだけで割り切っていい話なのか、どうか



「産むことに迷いない」胎児に障害の可能性東尾理子さんに聞く 医療新世紀 - 47NEWS(よんななニュース)


 もし、おなかの赤ちゃんに障害の可能性があったら...。誰もが思い悩む重いテーマだ。俳優・石田純一さん(58)の妻で、妊娠中のプロゴルファー東尾理子さん (36)が「胎児にダウン症の可能性がある」と診断されたことを6月にブログで公表した。出産を11月に控え「産むことに迷いはない」と言い切る東尾さんに、不妊治療や出生前診断への思いを聞いた。

 ▽痛みで動けず
 ―不妊治療による待望の妊娠だったそうですね。
 「2009年12月に結婚し、子どもが欲しかったので医師に勧められたタイミング法(予測した排卵日に性交渉する方法)を試しました。それでも授からず、昨年の初めごろから(採取した精子を子宮内に入れる)人工授精を6回、さらに(精子、卵子ともに取り出して、受精させてから子宮内に戻す)体外受精に切り替え、3回目で妊娠しました」

 ―治療中のつらさは。
 「人工授精は平気でしたが、体外受精は排卵誘発剤や抑制剤を毎日自分でおなかやお尻に注射します。おなかはぱんぱんに張って苦しく、痛みで全然動けませんでした」
 ―精神的には。
 「大丈夫でした。できるものはできる、できないものはできない。自分でコントロールできることではなく、怒っても悲しんでも仕方がない。できることを精いっぱいやるだけでした」
 ―3月、妊娠検査薬で陽性と出た結果を直後にブログで公表しました。流産の恐れがまだ残る時期でしたが。
 「実は、流産は15~20%と高い確率で起きるという事実や、初期の流産は母体の責任ではなく受精卵の運命なのだということを、不妊治療を始めてから学びました。知らないのは普段耳にしないから。たとえ流産したとしても『ごく普通にあることだよ』と発信することに意味があると思い、どんな結果も受け止める覚悟で公表しました」

 ▽どんな子でも幸せ
 ―母体から採血し、胎児の染色体異常の可能性を調べる母体血清マーカー検査(クアトロテスト)を受けましたね。なぜ検査を。
 「障害の有無を確かめたかったわけではなく、いろいろある血液検査の一つとの認識でした。検査の結果、82分の1の確率で胎児にダウン症の可能性があると診断されました」
 ―結果を聞いてどうでしたか。
 「年齢の割には高い確率との説明でしたが『この子をおろす選択肢はない。絶対に産む』と強く感じました。検査した時期はつわりで苦しいだけ。でも結果が出たころには胎動も始まり、母になる自覚ができました。どんな赤ちゃんでも幸せ。一緒に暮らしていこうと。(障害の有無が分かる確度が高い)羊水検査は考えませんでした」
 ―6月にブログで結果を公表しました。批判もあったようですが。
 「障害は特別なことではないし、物議を醸すとは思ってもいませんでした。いろんな考えがあると勉強になりました」

 ▽間違った安心感
 ―若い人たちに伝えたいことは。
 「技術の進歩で『いつでも産める』という間違った安心感が広がっていますが、高齢になれば妊娠率は下がり、流産率や障害の率は上がります。振り返ると避妊の方法は習っても、こうした事実は誰も教えてくれませんでした。仮に私が20代でこの事実を知っていたとしてもゴルフを優先していたでしょう。でも、何を犠牲にして今の人生を歩んでいるか、随分と意味が違ったはずです。時間を無駄にしないためにも、体の仕組みをしっかり理解した上で、人生設計を立ててほしいです」(共同通信 土井裕美子)



webでは、
おなかの子どもに障害があると分かっているのになぜ生んだ?(世に送り出した)という非難が一部で挙がっていますが、
それには耳を傾けません。


気になる点はそこではなく、

「技術の進歩で『いつでも産める』という間違った安心感が広がっていますが、高齢になれば妊娠率は下がり、流産率や障害の率は上がります。


出産と言うのが、死ぬ確立が低いものであるかのような考え方をしていることが、
大きな間違えだとおもうのです。


医療技術の進んだ今日の日本では、よっぽどのことがない限り、
出産での母体が亡くなるなんてことは、
無いに等しいことではあります。
ですが、古来出産と言うのは、あたらしい命を産み出すのと同時に、
母体を危険に晒す行為でもあったのです。


今回の場合は、母体も危険に晒し、おなかの子どもも危険にあったわけで。。。



そろそろ、日本は「純血主義」を捨ててもよいのではないかと思うのです。

医療技術の進歩で無理にでも体外受精をして母体を痛め、「お腹を痛める」行為にしか価値を見出すのではなく、
欧米諸国であるような、養子でも我が子として大切に育てていく、という考え方に持っていくべきなのではないだろうか。

どうもこういう「自傷行為」を美談でまとめたがるマスコミってのが、よく分からない



51歳の母・野田聖子議員、病と闘う1歳長男との「絆」を公開: MSN産経ニュース


 野田氏は40歳のとき、自然分娩が不可能な体であることが判明した。懸命な不妊治療を行ったが、出産には至らなかったことから「卵子提供」という道を選択。2010年初春、卵子提供が合法化されている米ネバダ州で、夫の文信さんの精子と米国人女性の卵子による受精卵が、野田氏の子宮に入れられ妊娠した。


野田聖子氏の子どもに関しても、
障害が分かっていてなぜ堕胎しなかったのか?とか、公務よりも子どもを治療に優先的にしていたのでは?とかいう批判は、ここでは取上げません。


そうではなく、
<1>日本では事実上認められていない他人からの卵子購入を国会議員の立場で行った
<2>国会会期中に公費での海外視察中に卵子提供を受けた
<3>超ハイリスク出産で逼迫している日本の周産期医療に負担をかけたこと
(http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1279805547)

そして、母体自身が普通であればもたないかもしれないのに、死んでいた可能性だってあるのに、そこまでしてどうして「自分の子供」にこだわったのか。。。。




日本の女性と言うのは、
「子どもを産む」というプロセスを経ないと
大人の女性として「進化(ポケモン的な意味で)」しない!!

とかいう間違った幻想に縛られているような気がするのです。
間違ったウーマンリブ思想の揺り戻しとしての、
間違った女性論に支配されているような。。。。。


また、
こどもを自分の所有物だと勘違いしている方が多いのも、
気になる今日この頃です。
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