こんな季節になったんですね。
【北海道石北峠が“雪化粧” 真冬並みの寒気】 http://t.co/9FV1rijd83 #テレ朝news pic.twitter.com/qYI7rN4jFi
― 齋藤 拳太郎 (@kentaro_s1980) 2014, 10月 14
台風が過ぎた途端に、すんげい寒さを迎える今日この頃、
みなさまいかがおすごしでしょうか?
さて、最近コメント欄でお分かりかもしれませんが、
2週に1回ぐらいの間隔でコメントしてくれている男の子が1人いて、
その子に対応するのも楽しいんだけど、
やりとりをしていると、どうもなんか頓珍漢な、話がかみ合っていない感じがずっと続いたんです。
で、その原因は、こういうことなのかな、
と、これを読んで気付かされました。
女の子の性被害や暴力に関する発信をしていたら「フェミニストが騒いでる」とネットで中傷されるようになって驚いた。それから、フェミについて学び考え、知れば知るほど、私はフェミニストだと思った。それと同時にフェミニズムに対する間違った認識を持っている人がたくさんいることもわかった。
― 仁藤夢乃 『難民高校生』 (@colabo_yumeno) 2014, 10月 14
ここしばらく、このブログの人気コンテンツの座を占めているこの記事
・「性」と「こども」を食い物にする輩
これが2ちゃんねるとか、いろいろにそのままコピペされているのは知っているし、まあリンク元としてこのブログがリンクされているし、たかが2ちゃんねるだもんでそのまま放置してあるのですが、
どうやらその「2週に1回ぐらいコメントしてくれている男の子」は、そこいら辺から当ブログの当該記事にお越しになったご様子。
で、その記事に最近湧いてきたその「2週に1回ぐらいコメントしてくれている男の子」(以下A君)と意見交換をしていて
齟齬を感じるのは、
つまり、性に対する認識が違うんだろうなあ~。
ということだと思わされました。
子どもの性の商品化について「需要と供給がマッチしてるんだから仕方ない、いいじゃん」という意見を主張してくる人もかなりいる。何故需要が生まれるのか、子どもがどういう背景やプロセスで供給側にまわるのかに目を向けなければ意味がない。考える気がないんだよね。思考停止しないでほしい。
― 仁藤夢乃 『難民高校生』 (@colabo_yumeno) 2014, 10月 13
そのA君の価値観としては、
「性 = 商品」なんだと思う。
エロゲにしても
エロビデオ(アダルトビデオ)にしても
雑誌のピンナップにしても
すべて「需要があるから供給がある、つべこべ言うな!」ということ、らしい。
もうひとつ、そのA君の価値観によると、
「性の乱れに嘆く人 = フェミニスト = サヨク(この場合は≠左翼) =日本の敵」
となるらしい。
「フェミニスト = サヨク(この場合は≠左翼) =日本の敵」の連携が、まったく訳ワカメなんですが(※1)、
その前の
「性の乱れに嘆く人 = フェミニスト」の連携がもっとよく分からない。
上で掲載した仁藤さんのtweetにもある通り、
若者の間(この場合は10代から30代)での認識は、どうやら「性の乱れに嘆く人 = フェミニスト」で定着しているご様子。(※2)
性について、犠牲者となる人は、たしかに多くは女性であることは間違いないでしょう。
けど、それは男性がいるから成り立つ言葉であって、
男性が介在しないことには存在しえない事実。
つまり、必要なのは「男性がぁ~」「女性がぁ~」「あいつがぁ~」「俺がぁ~」というのではなく、
それぞれ一人一人は、それぞれ大切な命を受けたものなんだから、
それぞれがお互いに掛け替えのない存在である、ということを認識すべき
だということなのです。
クリスチャンなので、聖書から引用します。
マタイによる福音書19章3節から10節 パリサイ人たちがみもとにやって来て、イエスを試みて、こう言った。「何か理由があれば、妻を離別することは律法にかなっているでしょうか。」 イエスは答えて言われた。「創造者は、初めから人を男と女に造って、『それゆえ、人は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となる』と言われたのです。それを、あなたがたは読んだことがないのですか。 それで、もはやふたりではなく、ひとりなのです。こういうわけで、人は、神が結び合わせたものを引き離してはなりません。」 彼らはイエスに言った。「では、モーセはなぜ、離婚状を渡して妻を離別せよ、と命じたのですか。」 イエスは彼らに言われた。「モーセは、あなたがたの心がかたくななので、その妻を離別することをあなたがたに許したのです。しかし、初めからそうだったのではありません。 まことに、あなたがたに告げます。だれでも、不貞のためでなくて、その妻を離別し、別の女を妻にする者は姦淫を犯すのです。{そして離縁された女を妻とする者は姦淫を犯すのです。}」 弟子たちはイエスに言った。「もし妻に対する夫の立場がそんなものなら、結婚しないほうがましです。」 |
今とは比べられないほど、性について厳格に規定されていた時代だったのに(※3)
キリストに始終引っ付いて回っていた弟子たちの認識も、
「男性は稼いでくるものなんだから、男性優位は当たり前でしょ!」ぐらいの認識だった様子ですが、
キリスト自身は「ふたりは一体となる」と語っています。
このところは、日本国憲法第二十四条の
婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。
の考え方にも合致します。
それでも、
そんなに男性の主張ばかり強調するのならば、
いっそのこと、今流行の「イスラム国」でも行けばいいのに
・ISIS、異教徒の性奴隷扱いを「正当」と主張
(CNN) イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」は12日発行のオンライン機関誌で、異教徒の女性を性奴隷として扱うことはイスラム法(シャリア)上、正当な行為だと主張した。一方で、一般のイスラム界は、こうした解釈はイスラム法を曲解したものだとして認めていない。
ISISは「ダビク」と題した英語機関誌の第4号に、「奴隷制の復活」を宣言する記事を掲載。「異教徒の家族の女性を性奴隷とすることは、イスラム法の確固たる解釈として認められている」と述べ、イラクのクルド系少数宗派ヤジディ教徒の女性を捕らえて性的に支配する行為は正当だとの見解を示した。
ISISは今年8月、イラク北部でヤジディ教徒が住む村や町を襲撃した。住民数万人を追い出し、拉致した女性たちを「戦利品」として売り飛ばしたり、メンバーに分け与えたりしたとされる。こうした行為にはイスラム社会を含む全世界から非難が集中している。
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは12日、ヤジディ教徒に対するISISの「恐ろしい犯罪」について、避難民76人への聞き取り調査に基づく報告書を発表した。
報告書によると、ヤジディ教徒の女性は改宗や結婚を強要され、性暴力を受けたり性奴隷として扱われたりした。この中には未成年の少女たちも含まれているという。
ISISの機関誌は56ページに及ぶ。あるページには「クルド人部隊虐殺」の現場として迷彩服姿の遺体の写真を載せ、次のページでは「イスラムの奉仕」と題して高齢者施設や小児がん病院の写真を紹介している。
っていうか、
弱いものを助けるのがヒーローの仕事じゃないのかなあ?
強いもの(権力者)におもねるのは、ヒーローの仕事じゃないでしょう。
一回、立ち止って、
かすかな声を聞き取ることも、
忘れないでほしいのです
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※1 ひょっとしたら、社民党の福島瑞穂党首あたりの、「女性政治活動家 = 女性のために働く人 = フェミニスト」という括りにしているのかもしれない。
と思っていたら、こんなtweet発見
慰安婦問題を喧伝した日本側の勢力の一つがフェミニスト達である。
男への憎悪が高じて遂には己の先祖をレイプ魔だと糾弾した。
一方、アメリカでは極端なフェミニズムに反対する女性が増えつつある。
フェミナチという言葉が生まれた所以である。 pic.twitter.com/AuSgmJQuXO
― Cat in the Blue Sky (@catbsky) 2014, 10月 16
思い込みが激しいなぁ~。2ちゃんねらーは
女性解放 = フリーセックスが本来のフェミニズム運動だろうに
※2 「性の乱れに嘆く人」の方が、究極の保守だと思うのは、今日日60代以降の人だけなのかもしれない
それと、フェミニストって、女性の人権のために働く人って、そういう意味じゃないよね?本来は。
※3 今の日本は「不倫は文化だ!」ってのがギャグになる時代ですが、聖書の中の時代は、「不倫=死刑(石打ちの刑)」です
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