泣きながら、撤退同盟

このブログの半分は、薄情でできています。。。

人を愛すると言うのならば

2022-06-11 | 性と聖





最近、アニメの話しかしていませんが
一応このブログの柱(の1つ)に、「男女のお付き合いについて」というトピックスがありまして




で、何の話かって言うとですね、

「全国初」“男性の子宮頸がんワクチン接種”助成へ 「いいなぁ」「全国に広まってほしい!!」青森県平川市が称賛される :ねとらぼ


新聞社を中心に「HPVワクチン接種禍問題」が大々的にリークされたために一時期は副作用が懸念され、
HPVワクチンの接種はかなり見送られていましたが、

HPVワクチン騒動は朝日新聞が作った「冤罪」か  : (旧)先端医療社会コミュニケーションシステム社会連携研究部門 Information
(朝日新聞社だけでなかったのは、既報



近年の「コロナと呼ばれるCOVID-19」の流行に依り、筋肉注射である「コロナのワクチン」が国による積極的な接種勧告が進む中、
同じ「筋肉注射仲間」であるHPVワクチンも
「それなら、大丈夫じゃね?」という流れでなんか再開されましたね。


まあ、それはそれでよいのですが、

さきほどの「ねとらぼ」に、その男性へのワクチン助成を勧めた平川市へのインタビューが載っているのだけれども、

 しかし、そもそも男性がHPVワクチンを接種することにどんなメリットがあるのでしょうか。平川市子育て健康課の担当者は制度を始める理由について、「HPVウイルスに感染して男性自身が疾病を発症する可能性を防ぐため」「HPVウイルスが男性と女性のパートナー間で行き来してしまう可能性があり、男性も予防しておく必要があるため」「予防接種によって女性も男性も感染リスクを下げて、社会全体での集団免疫を獲得していくため」の3つを挙げています。


「HPVウイルスが男性と女性のパートナー間で行き来してしまう可能性があり、男性も予防しておく必要があるため」
って回答した市役所の担当者氏は、ヒトパピローマウィルスの事、知ってないでしょ、完全に。


どうせ市議会議員から「こういうのやれ!」って言われたのか
市長が分かって居ないで「こういうことすると、市民に優しいと思われるから!」っていうのが上意下達で天下ってきたのか


とにかく、ヒトパピローマウィルスを訳分からずに、ただ単にワクチン接種という作業を右から左へ受け流しただけ
というのがよくわかる記事だわ。


同じニュースで、
HPVワクチン接種 男性も助成へ 青森・平川市、全国初か(Web東奥) :Yahoo!ニュース

 青森県平川市の長尾忠行市長(73)は7日、子宮頸(けい)がんの原因となるウイルスの感染を防ぐHPVワクチンの接種について、男性もかかる病気をウイルスが引き起こすことから、接種費用の助成対象に男性も加える準備を進める考えを示した。

 同市によると、全国で男性を対象にしている自治体はないとみられる。市議会一般質問で明らかにした。

 性交渉を通じて子宮頸がんを引き起こすヒトパピローマウイルス(HPV)は、肛門がんや咽頭がんなど男性もかかる病気の原因ともされている。

 対象拡大について長尾市長は(1)自身の命と健康を守る(2)大切なパートナーの命と健康を守る(3)社会全体における感染を予防-の効果があると説明。「全国に先駆けて男性の費用を助成することにより、市民の命と健康を守ることに寄与する」と準備を進めていく考えを示した。

 市健康福祉部によると、対象は女性と同じ12~25歳までを想定、助成額も同額を予定しているという。


あ、犯人は市長でしたか

性交渉を通じて子宮頸がんを引き起こすヒトパピローマウイルス(HPV)は、肛門がんや咽頭がんなど男性もかかる病気の原因ともされている。


そのところを本当に分かって居て、この市長さんは「男性への積極的なワクチン接種」を勧めたのかしら?
だとしたら、同性愛者の結婚(の形)を認めた渋谷区よりも、先進的かもしれない

(まあ、たぶん本当は、「女性があるなら、男性にも!」ってノリで決めたんだとは思いますが


このHPVワクチンについての記事は、
今までも複数回投稿しましたし、
ちゃんと、つきあいましょう!(2011-10-11 )
性と向き合うために(2013-05-13 )

HIV(いわゆるAIDS)についても投稿しました。
AAA(2006-12-02)


その度毎に、「大阪市保健所」のHPの内容を引用させていただいているんですが、
その他性感染症(クラミジア、淋病など) (…>健康・医療>感染症・病気に関すること):大阪市








大事なのは、
この「ヒトパピローマウィルス(HPV)」っていうのは何なのか?なぜこれだけ騒がれているのか、
そしてこのHPVはどういうときに発症するのか、
そもそも、「性について」どう向き合っているのか、
ということを置き去りにして、対処療法的に考えて居ないでしょうか??


つまり、パートナーとお付き合いするということはどういうことなのか
という、根源的な問題に真摯に取り組んでいますか?
人を愛するというのならば、その愛する人のことを考えて、ちゃんとお付き合いしていますか?
ということを考えていかないといけないと思うのですよ。{/hamster_4/

そのことは折に触れ、このブログでこれからも連呼していきたいと思います



(ちなみに、米国では、お付き合いの前の性病検査は当たり前のようです)

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